①②外や中でのんびり読書を楽しんでいました。あ~、幸せでしたー。
③外で本を読んでいて、ふと見上げると、こんな風景。鳥がピチュピチュないて、時々コケコッコー!癒されました。
「カラフル」森 絵都 文春文庫 飛行機の中で一気に読んでしまいました。真くんと天使プラプラの会話にクスッと笑ったり、真くんと家族や友だちとの関わり方になんだか思い当たるところがあったり、また、考えさせられたりしながら、ラストに話は進みます。そして、ウルウルが止まらなくなってしまいました。「カラフル」の言葉の意味にもなるほど!です。
「対岸の彼女」角田光代 文春文庫 「結婚する女、しない女、子どもを持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。」という裏表紙に書かれている言葉に惹かれて選んだ本。結婚しているけど、子どもは持たない女の私にはいろいろと思い当たることがあり、読み進めながら、自分とも少し重ね合わせていたかも。でも、過去と現在が交互に登場するこのお話のなかで、最後は希望が見えてきて、なんだかホッとしたのでした。
「幸福な食卓」瀬尾まいこ 講談社文庫 とにかく最後の突然の展開に驚いてしまいました。でも、救いがちゃんとあって、あたたかい気持ちになったり、「よし、私も佐和子ちゃんのように一歩一歩進んでいこう」と思わせられるラストでした。
「きみの友だち」重松 清 新潮文庫 入院中何冊重松清の本を読んだだろうっていうくらいよく読みました。手術前に読んでいたのも、「流星ワゴン」でした。この本を読んでいると、自分の子ども時代のことを思い出しました。子ども時代って短いけれど、その後にすごく大きな影響を与える時代だと思います。子どもたちを見ていると、かわいいな、いいなって思うけど、でも、自分の子ども時代を振り返ってみると、結構しんどかったなあ、つらかったなあって思うことも多いです。子どもって結構残酷なところもあるものね。友だちづきあいで悩んだり、どうして思い通りにならないんだろうって苦しんだり・・・。そんなことをふと考えながら、でも、この時代があるから、今の自分があるんだよねって思ったりもしました。大人になってもそうだけど、いろんな人と関わりながら、そして、自分があるんだなあ。
「デッドエンドの思い出」よしもとばなな 文春文庫 よしもとばななさんの本を読むのは久しぶり。よしもとさんの本はなんというか文体など翻訳本のような雰囲気があります。短編小説で、一つ一つなんだか切ないけれど、それだけじゃないやわらかさやあたたかさを感じました。