平和への道

私の兄弟、友のために、さあ私は言おう。「あなたのうちに平和があるように。」(詩篇122:8)

4:39-42(ヨハネの福音書注解)ヨハネの法則第一および第二

2017-11-21 10:18:20 | ヨハネの福音書注解
ヨハネ4:39-42 ヨハネの法則第一および第二

39 さて、その町のサマリヤ人のうち多くの者が、「あの方は、私がしたこと全部を私に言った」と証言したその女のことばによってイエスを信じた。40 そこで、サマリヤ人たちはイエスのところに来たとき、自分たちのところに滞在してくださるように願った。そこでイエスは二日間そこに滞在された。41 そして、さらに多くの人々が、イエスのことばによって信じた。42 そして彼らはその女に言った。「もう私たちは、あなたが話したことによって信じているのではありません。自分で聞いて、この方がほんとうに世の救い主だと知っているのです。」

 ここに書かれている二つの重要なことを「ヨハネの法則第一」および「ヨハネの法則第二」と呼ぶことにしたい。

【ヨハネの法則第一】イエスについての他人の証言を聞いて信じると、霊的イエスに出会える。

【ヨハネの法則第二】霊的イエスと出会った者は今度は自分が証人になり、他人に向けてイエスについての証言をする。

 十字架で死んだイエスは復活して弟子たちの前に現れた後に天に昇った。このイエスの昇天以降は、私たちは人としてのイエスに会うことはできなくなった。しかし、イエスに出会ったことがある者の証言を聞いて信じると、信じた者は聖霊を受けて霊的イエスに出会えるようになる。これが「ヨハネの法則第一」だ。サマリヤ人たちは女の証言を信じたので、霊的イエスに出会うことができた。このヨハネ4:39-42に書かれているのは使徒8章に描かれている「使徒の時代」の状況だ。
 そして霊的イエスに出会ったサマリヤ人たちは「自分で聞いて、この方がほんとうに世の救い主だと知っているのです」と証言した。今度はサマリヤ人たちが新たな証人になった。このように聖霊を受けて霊的イエスと出会った者は、今度は自分が証人になって他人に向けて自分が出会ったイエスについての証言をする。これが「ヨハネの法則第二」だ。
コメント