juntarouじいじの日々是好日

保谷障害者福祉センターの卒業記念に「じいじにも出来るよ」と言われて始めたブログ、早いもので、もう19年目に入りました。

オペラ・椿姫

2017年11月25日 | 音楽・オペラ・美術


結構寒いですが良いお天気ですね。来週月曜から2泊3日で学生時代の友人たちと奈良へ出かけて来ます。奈良の天気予報を見るとまずまずの天気のようで、楽しんで来れると思います。

23日の木曜日、新国立劇場でヴェルディのオペラ「椿姫」を観て来ました。上の写真は第1幕の冒頭場面、ヴィオレッタの屋敷での華やかなパーティ、ここで有名な「乾杯の歌」が歌われます。
新国立劇場のオペラ、今シーズンは10月から開幕しているのですが、幕開けはワーグナーなので、今年も敬遠( ◠‿◠ ) 、「椿姫」が私のシーズン最初の舞台です。
23日はマチネ(お昼の公演)でしたが、プルミエ(公演初日の事)だったので結構華やいだ雰囲気も漂っていました。

ヴェルディ(1813~1901)のオペラは沢山ありますね。アイーダ、リゴレット、イル・トロバトーレ、ナブッコ、オテロ、ドン・カルロ、運命の力、フォルスタッフ、等々。並べてみると何時の間にかどれも観たことになっています。凄いですね( ◠‿◠ )

「椿姫」は1853年初演。「高級娼婦のヴィオレッタは南仏プロヴァンス出身の若者アルフレードとの恋に本当の幸せを見出すのだが、アルフレードの父ジェルモンの願いで二人は引き離される。やっと二人が再会した時には、すでにヴィオレッタは死の床についていた・・・」そんなお話ですが、元になった本はアレクサンドラ・デュマの「椿を持つ女」。アレクサンドラ・デュマと言うと、子供の頃一生懸命読んだ三銃士や巌窟王、を思い浮かべますが、「椿姫」を書いたのは、そのデュマの息子の方です。

「椿姫」は、「乾杯の歌」、「ああ、そは彼の人か」、「プロヴァンスの海と陸」、とか、素晴らしいアリアや二重唱が沢山あって、話も分かりやすく、プッチーニの「トスカ」などと共に「オペラ入門者」に、まず勧められる作品です。私も、15年ほど前、体調が良くなって最初に観たのがオーチャードホールでの「トスカ」、次が新国での「椿姫」でしたね。その次にサントリーホールで「カレーラス」を聴いて、すっかり感動してしまい・・・、懐かしい思い出です。

オーケストラは東京フィルハーモニーで指揮はリッカルド・フリッツア。ヴィオレッタを歌ったのは、ロシア出身のソプラノで世界の有名オペラ劇場で活躍中のイリーナ・ルングと言う人で、素晴らしい声でしたね。それに容姿も( ◠‿◠ )  そうそうこんな話が伝えられていますね。1853年のヴェネチア・フェニーチェ劇場での初演は大失敗だったが、その原因はヴィオレッタを歌ったソプラノが太っていた為だったとか。真偽のほどは確かではありません( ◠‿◠ )

アルフレード役のテノールはイタリアの今売り出し中のアントニオ・ポーリ。惜しくも自身のバイク事故で亡くなってしまいましたが、サルバトーレ・リチートラのような感じがしましたね。ジェルモン役はベテランのジョバンニ・メオーニで、バリトンの声は大好きなんですが、良い声でした。

次の公演は「ばらの騎士」、「こうもり」と続いて行きます。


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