1週間ほど前、玉名からの帰りに久しぶりに河内から山越えの道を通った。いつものように道沿いの鼓ヶ滝を覗いて見た。雨が少ないせいか水量がやけに少なく濁っている。(写真は1年ほど前の様子)対岸の歌詠場に回ってみたが、やはり前回同様、草木が茂って降りるのは難しそうなのであきらめた。
鼓ヶ滝の代表的な歌として知られているこの歌は、平安時代、肥後国司であった清原元輔の歌とも、閨秀歌人・檜垣嫗の歌とも、あるいは修行僧の歌ともいわれているがさだかではない。この鼓ヶ滝は、平安時代から歌枕として広く知られていたとみえ、能の「鼓滝」や古典落語の「西行鼓ヶ滝」では、西行法師が訪れた摂津(大阪)の鼓ヶ滝に置き換えられてこの歌が引用されている。
音に聞く鼓ヶ滝をうち見ればただ山川になるにぞありける
鼓ヶ滝の代表的な歌として知られているこの歌は、平安時代、肥後国司であった清原元輔の歌とも、閨秀歌人・檜垣嫗の歌とも、あるいは修行僧の歌ともいわれているがさだかではない。この鼓ヶ滝は、平安時代から歌枕として広く知られていたとみえ、能の「鼓滝」や古典落語の「西行鼓ヶ滝」では、西行法師が訪れた摂津(大阪)の鼓ヶ滝に置き換えられてこの歌が引用されている。