日本三大祭の一つ、京都の祇園祭が現在開催中とあってテレビでも祇園祭関連の番組が多い。昨夜はBSプレミアムで「Core Kyoto 祇園後祭 山鉾巡行~誇りをかける古都の町衆~」という番組を放送していた。祇園祭をささえる町衆にスポットを当てていたが、なかでも興味深かったのは祇園囃子を奏でる太鼓・鉦・笛のうち、もっとも祇園祭を象徴する鉦(別名コンチキチン)を作る職人の話だった。
鉦は金属製の打楽器で皿のような形をしている。もともとは仏具で、中世の念仏踊りなどで使われていたそうだが、阿国歌舞伎の念仏踊りで使われるなど次第に芸能のお囃子で使われるようになったといわれる。鉦はまず円形の鋳型を作り、そこに溶かした銅と錫を流し込んで作る。金属が冷え固まった後、鋳型を外し、表面を滑らかに削って完成となる。非常に繊細な作業を要し、出来いかんで音色が変わるという。
熊本では承平4年(934)に京都の祇園社(八坂神社)の分霊を勧請して創建された北岡神社でも8月1・2・3日の3日間祇園祭が行われる。コロナ禍のため縮小開催が続いたが今年はかつての賑わいを取り戻せるだろうか。
鉦は金属製の打楽器で皿のような形をしている。もともとは仏具で、中世の念仏踊りなどで使われていたそうだが、阿国歌舞伎の念仏踊りで使われるなど次第に芸能のお囃子で使われるようになったといわれる。鉦はまず円形の鋳型を作り、そこに溶かした銅と錫を流し込んで作る。金属が冷え固まった後、鋳型を外し、表面を滑らかに削って完成となる。非常に繊細な作業を要し、出来いかんで音色が変わるという。
熊本では承平4年(934)に京都の祇園社(八坂神社)の分霊を勧請して創建された北岡神社でも8月1・2・3日の3日間祇園祭が行われる。コロナ禍のため縮小開催が続いたが今年はかつての賑わいを取り戻せるだろうか。
恥ずかしながら、博多山笠と姫路の灘の喧嘩祭しか知らなかったもので、京都祇園祭の奥ゆかしさをはじめて認識したしだいです。
江戸っ子育ちの父が、「博多山笠を京都の真似だーい!」と話していたのが頭に残っていますが、はじめて京都祇園祭が全国に派生していろんな形が出来たのかな?と私個人がかってに思いをめぐらせております。
以後、「コンチキチン」の音色を軽んじなくなると思います(笑)
有難うございました。
江戸っ子のお父様の「真似論」はともかく、櫛田神社の祭神の一つは祇園大神ですし、博多祇園山笠と名付けている以上、祇園系総本社である京都祇園社の祭の影響を受けていることは当然だと思います。
熊本の北岡神社(旧名祇園宮)は平安時代前期に京都祇園社の分霊が勧請される時、楽人たちが供奉して来て、そのまま住み着き、熊本の能の始まりになっています。そんな形で京の文化が地方に伝播していったものと思われます。
「コンチキチン」にも歴史ありですね。