昨日の深夜、BSプレミアムで映画「バベットの晩餐会」を放送した。時間的に見るかどうかちょっと迷ったが、「デジタルリマスター版」に惹かれて見始め、とうとう最後まで見てしまった。これでこの作品を3回見たことになる。前回、前々回の印象と全く変わらないまさしく名画だと思う。どこかの評論に、この映画を貫いているのは「静謐と清貧」と書いてあったが、そのとおりだと思う。この歳になると静かな映画が好ましい。いかにも北欧らしいどんよりした天候の寒村にひっそりとつつましく暮らし老いゆく人々。鬱々とした毎日はいつしか親しい友にもとげとげしい言葉を吐くようになる。何だか身につまされるようだ。クライマックスの晩餐会の料理は、ほとんどベジタリアンに近い僕には食材を見せられると「ウッ!」となるが、晩餐会の参加者たちがだんだん幸せな表情に変わっていくところが何ともいい。
【あらすじ】
19世紀後半、重苦しい雲と海を背景にしたデンマーク・ユトランド半島の小さな村。牧師である老父と美しい姉妹、マーチーネとフィリパが清貧な暮しを送っていた。姉妹の元には若者たちや、姉にはスウェーデン軍人ローレンス、妹にはフランスの有名な歌手アシール・パパンが求愛するが、父は娘二人に仕事を手伝ってもらいたいと願い、また姉妹も父に仕える道を選び、申し出をすべて断り清廉な人生を過ごしながら年老いていく。父亡きあと、姉妹の元に家族を亡くしてフランスから亡命してきた女性バベットが、パパンの書いた手紙を携え家政婦として働くようになる。父亡きあと、村人の信仰心の衰えに気付いた姉妹は、父の生誕100年を記念したささやかな晩餐会を催して村人を招待することを思い付くが――。(TCエンタテインメントの作品情報より)
【あらすじ】
19世紀後半、重苦しい雲と海を背景にしたデンマーク・ユトランド半島の小さな村。牧師である老父と美しい姉妹、マーチーネとフィリパが清貧な暮しを送っていた。姉妹の元には若者たちや、姉にはスウェーデン軍人ローレンス、妹にはフランスの有名な歌手アシール・パパンが求愛するが、父は娘二人に仕事を手伝ってもらいたいと願い、また姉妹も父に仕える道を選び、申し出をすべて断り清廉な人生を過ごしながら年老いていく。父亡きあと、姉妹の元に家族を亡くしてフランスから亡命してきた女性バベットが、パパンの書いた手紙を携え家政婦として働くようになる。父亡きあと、村人の信仰心の衰えに気付いた姉妹は、父の生誕100年を記念したささやかな晩餐会を催して村人を招待することを思い付くが――。(TCエンタテインメントの作品情報より)
もともと映画好きなんですが、今いろんな人に訪問してもらっているので(コメントは少ないですが 笑)なんとなく一般受けのする映画しか見なくなった自分もいます(汗)
前からブログに何回も行き詰ったことを書いていますが、そんなことが大きな原因なんでしょう。
話題は変わりますが、今ブラタモリの「松本城」を観終わったところですが、アシスタントの女の子(アナウンサー)の合いの手のつもりか?やたら笑ったりチャラチャラ言うとこが耳につきました。
私は、好き嫌いが激しすぎるようです。
有難うございました。
最近は映画館どころか、ビデオさえめったに借りなくなってしまいました。テレビなどで新作映画情報を見てもほとんど心が動かされるような映画が見当たりません。
ブラタモリは初期の江戸東京限定の頃が面白かったような気がします。もともとテレ朝「タモリ倶楽部」の街歩き企画から始まっていますが、ちょっとアカデミックになり過ぎたのでは?