徒然なか話

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わが家のルーツ!?

2014-07-22 18:32:26 | ファミリー


 わが家の家紋は右の図のような「右三つ巴」と呼ばれる紋である。墓石にもこの紋が刻まれている。ところが6年前、甥の結婚式で上京した際、東京在住の従弟が、実はもともとこの家紋を使っていたと、紙に印刷された左の図のような家紋を持ってきた。そんな家紋があることを聞くのも見るのも初めてだった。調べてみるとこれは「軍配唐団扇」と呼ばれる紋だった。
 僕の祖父が大正5年に死去した時、僕の父はまだ幼かったので、東京在住の父の従兄が家督を相続した。そんなわけでわが家には家系に関する資料が何も残っていない。この家紋が意味するものは何なのか。ずっと気になっていたが、昨年、ネットでやりとりをさせていただくようになった家紋研究家の西村昌巳さんに調べていただいた。西村さんのお話では「軍配扇は武蔵七党のうちの有道姓の児玉党の専用紋として知られているので、その流れが有力と思われる」とのご回答をいただいた。「武蔵七党」といえば、中世の日本で武蔵野を舞台に活躍した武士集団、それがなぜ九州の熊本へ? 実は「武蔵七党」の一つである児玉党を構成していた小代氏が宝治元年(1247)に肥後国玉名郡野原荘(現在の熊本県荒尾市周辺)の地頭職となり、文永8年(1271)には小代重泰が蒙古襲来に備える為に野原荘に下向したという。ひょっとしたらわが家の祖先はその時付き従って関東からやってきたのかもしれない。それを検証する史料が見つからないのでまだ推測の域を出ないが、気長に調べて行きたいと思う。


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