徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

天草れいほく町での公演

2014-03-06 19:28:05 | 音楽芸能
 上村さん情報によれば、来る3月8日(土)、舞踊団花童が天草の苓北町で公演をすることになったそうだ。花童のレパートリーには天草を題材としたものもいくつかあるが、なぜか今まで天草とはあまり縁がなかった。今回の公演を、僕の知人で苓北町で真珠養殖業を営む阿倍さんも楽しみにしておられるようだ。これをきっかけに天草との繋がりが強くなれば嬉しい。
 そこで、花童の天草関連演目の主なものをリストアップしてみた。

牛深ハイヤ節
 天草市牛深に江戸時代から伝わるハイヤ節は、全国40ヶ所以上のハイヤ系民謡のルーツといわれる。江戸時代より、船の往来により海の道を通じて全国に広まり、「佐渡おけさ」や「越中おわら節」や「阿波踊り」などのルーツになったと言われる。

牛深三下り
 「牛深ハイヤ節」の前唄として唄われる。「三下り」とは三味線の三弦を一音下げてひく奏法のことで、これにより「粋な音色」になると言う。歌詞は口説の部分と天草弁の囃子唄の部分とで構成されるが、座興唄として遊郭などで歌われていたものと思われる。

愛の南十字星
 「からゆきさん」を題材としたラジオドラマをモチーフとして長唄三味線の今藤珠美さんが創作したもので、三味線や筝に加え二胡の響きが、遠い異国で南十字星に明日への希望を託す少女たちの哀しい心情を表現している。

◆福連木の子守唄
 昭和の時代まで、小さな少女を子守奉公に出す風習も残っていた貧しい山村の少女たちの哀しい心情を歌った唄。戦後、商業ベースに乗って全国的に有名となった「五木の子守唄」よりも古い歌だとも伝えられる。福連木というのは天草下島を本渡から下田へ山越えする途中にある山村。




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