徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

オシロイバナ(白粉花)

2021-06-19 21:21:16 | 文芸
 散歩ルートの道端にオシロイバナが咲いていた。たしか去年もオシロイバナのことをブログに書いたなと思い出し、検索すると9月9日に書いていた。今年は随分時期が早いなと思いながら調べて見ると、オシロイバナは7月から9月にかけて咲くとあり、仲秋の季語にもなっている。今年は例年よりも開花が早いのだろうか。
 季語事典には次の三句が例句としてあげられていた。いずれも素敵な句だ。

  白粉の花ぬつてみる娘かな  一茶   「八番日記」
  おしろいは妹のものよ俗な花 正岡子規 「子規句集」
  道端に白粉花咲ぬ須磨の里  正岡子規 「季語別子規俳句集」

 オシロイバナを見ると、必ず思い出すのは、幼い頃母の里で過した夏の日の思い出。それとなぜか、城彩苑で見る花魁道中。多分、オシロイバナの微かな甘い香りから連想するのだろう。


今朝降った雨の水滴をまとったままのオシロイバナ


今春もコロナ禍で中止となった花魁道中。はたして秋は?


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2 コメント

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Unknown (小父さんK)
2021-06-20 20:12:59
「道端に白粉花咲ぬ須磨の里」 正岡子規

この歌碑はきっと須磨のどこかにあるでしょうね!
コロナが落ち着いたら探してみましょう。

>・・・幼い頃母の里で過した夏の日の思い出

素敵な思い出ですね、羨ましいです。

花魁道中、一度でいいから見てみたいものです。
その時は写真ばかり撮ると思いますが(笑)
どうも、神戸まつりのサンバチームは恥ずかしくって行く気になりません。
おじさんたちがワンサカ写真を撮っていますが・・・(笑) 
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Re:小父さんK 様 (FUSA)
2021-06-20 21:33:19
須磨の句はどこかに句碑があるんでしょうか?あったらいいですね(^_^.)

70年以上も前の夏の思い出ですが消えないものですね。

熊本の花魁道中はナンチャッテ感があまりなく、主催者側の工夫と努力が感じられます。
退職金で勝ったのか知りませんが、プロ並みのカメラをぶら下げたジジイ連中のマナーがよくなく、時々もめています。(>_<)
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