徒然なか話

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能面乱舞

2018-05-17 21:01:56 | 日本文化
 八代市立博物館で行われている特別展覧会「能面乱舞」を見に行った。肥後熊本藩の筆頭家老で八代城主を務めた松井家伝来の能楽コレクションである。主家細川家のコレクションにもひけをとらない全国でも屈指の作品群を有するといわれ、今回はその中から能面、能装束、楽器、謡本など98点が展示されている。5年ほど前に熊本城内の熊本県立美術館で行われた細川家の能楽コレクション展を見たことがあるが、今回の展示品を眺めながら、肥後熊本藩がいかに能楽愛好の気風が強かったかを感じさせる。そういえば、水前寺成趣園の出水神社能楽殿は、もともとこの八代市立博物館のところにあった松井家の能舞台で、昭和61年(1986)に、昭和天皇御在位60年を記念して松井家より移築奉納されたものだったことを思い出した。





昭和天皇御在位60年を記念し、旧八代城主松井家から移築された出水神社能楽殿


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