徒然なか話

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題名のない音楽会と1964年

2022-08-20 21:48:29 | 音楽芸能
 テレビ朝日「題名のない音楽会」は先週・今週とショパン国際ピアノコンクールで同じ第2位となった二人、反田恭平とアレクサンダー・ガジェヴ(イタリア)によるショパンを中心とした素晴らしい演奏を堪能した。
 ところでこの「題名のない音楽会」の放送が始まったのは1964年、僕が上京して大学へ入った年だったので印象深い。初代の司会者はクラシック音楽の作曲家黛敏郎さんだった。それから50年後の2014年、50周年を記念する番組が放送され、1964年を語るにふさわしい曲が取り上げられたが、いずれも懐かしい思い出の曲ばかりだった。
 その中から次の3曲を選んでみた。

 この年に行われた東京オリピックの記録映画(市川崑監督)の音楽を担当したのが黛敏郎さん。交響組曲「東京オリンピック」より第1楽章「聖火リレー」



 この年公開されたジェームズ・ボンドシリーズ第3作目「007/ゴールドフィンガー」の主題歌「Goldfinger」をシャーリー・バッシー の歌で



 この年公開のミシェル・ルグランが音楽を担当したミュージカル映画「シェルブールの雨傘」より、代表的な歌曲「Devant Le Garage」。



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2 コメント

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Unknown (小父さん)
2022-08-21 17:24:25
黛敏郎さんの「題名のない音楽会」は毎週観ていたと思います。
音楽への誘いを上手に導いてくれていたんでしょうね。

「聖火リレー」は「東京オリンピック」のBGMで流れていたんですか?
残念なことに記憶にはないです。
映像ばかりに気を取られていたんでしょうか。

「007/ゴールドフィンガー」の主題歌と「Devant Le Garage」はよく存じ上げています。
前者の映画は劇場でも観ましたし、テレビで何回観たことか!

「シェルブールの雨傘」は、60歳前後からテレビで数回観て、うっとりしたものです。

ん?下の2曲も「題名のない音楽会」で取り上げたのですか?
それとも同時期に世の中を席捲した音楽だということでしょうか?

もし、東京オリピックの記録映画がまた放映されたら「聖火リレー」に気をつけておきたいと思います。

ひとつけっさくだと思うのが、東京オリピックの記録映画を観た、当時のオリンピック担当大臣?の河野一郎氏は「これは芸術であり記録映画ではない!!!と怒って別の映画を作り直させたはずですが、その映画をテレビで流すことはないですね!

そう言えば河瀨直美監督の「東京2020オリンピック」の話題もあまり聞かないし、今の私は観に行こうとも思わなくなりましたね。

有難うございました。
Re:小父さん様 (FUSA)
2022-08-21 21:29:10
聖火リレーのシーンで流れていたと思います。今見てもエッ!と思うようなシーンとかちょっと笑えるシーンなどがありましたからもう一度音楽を注目しながら見てみたいですね。

私のブログの2014.5.25「題名のない音楽会」50周年! に50周年記念番組の演奏曲を全部書いております。

河野一郎氏の指示による別バージョンが作られたのかどうか知りませんが、もしあるとしても面白くもなんともない作品であることは想像に難くないですし、世に出ることはないのではと思います。

河瀨直美さんは「東京2020」を担当させられて貧乏くじを引きましたね。

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