徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

余震のまにまに(5)

2016-04-24 19:31:56 | ファミリー
 10日が過ぎた。余震は沈静化しつつあるのかと思いきや、昨晩から再び震度3が頻発している。立ち直る気力が萎えてしまう。
 生命を守ることが最優先であることはいうまでもないが、この非常事態が長引くことが明らかとなった今、僕には気になってしかたがないことがある。それは高校や中学などでスポーツに励んでいる生徒たちが、あたらシーズンを棒に振ってしまわないかということだ。例えば、陸上競技の熊本選手権は4月16日に行われる予定だったが、5月5日・6日に延期された。しかし、これも会場となる熊本県民総合運動公園陸上競技場が支援物資の集積場となっていて、はたして使える状態になるのかどうか不明だし、もう一つの水前寺競技場も半壊して使えない状態にあるという。おそらく他の競技も同じような状況にあるのではないかと思われ、1ヶ月後に迫った熊本県高校総体などの大きな大会もはたして開かれるのかどうか心配だ。
 生徒たちの中には、それぞれの種目で将来を嘱望された人材も多く含まれており、彼らの人生が大きく変わってしまうことにならなければよいがと祈るばかりである。

▼熊本県民総合運動公園陸上競技場での昨年の高校総体