NHK教育TVの「知るを楽しむ」シリーズで、“失敗学”で有名な東大名誉教授の畑村洋太郎さんの「だから失敗は起こる-全4回」が放送されている。毎回楽しみに見ているが、畑村さんによれば「あり得ることは必ず起こる」そうだ。そう言えば、最近発生したエレベータの圧死事故、プールでの吸い込まれ事故、シュレッダーでの指切断事故、ちょっとさかのぼると回転ドアのはさまれ事故、校門のはさまれ事故、サッカーゴールの圧死事故等々、多くの人が普段から何となく“危なそう・・・”と感じていた事故ばかりだ。しかもほとんどの事故が「はさまれ・まきこまれ事故」だ。
周囲を見回してみると、はさまれ・まきこまれる可能性がある回転や移動をする物が多いことに気付く。こうした危険を予知することはできても、何ら対策も打たず、そのまま放置しているケースがあまりにも多い。この無為無策はいったいなんなのだろう。われわれは何か麻痺していないだろうか・・・
周囲を見回してみると、はさまれ・まきこまれる可能性がある回転や移動をする物が多いことに気付く。こうした危険を予知することはできても、何ら対策も打たず、そのまま放置しているケースがあまりにも多い。この無為無策はいったいなんなのだろう。われわれは何か麻痺していないだろうか・・・