徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

あり得ることは必ず起こる

2006-08-24 11:05:09 | その他
 NHK教育TVの「知るを楽しむ」シリーズで、“失敗学”で有名な東大名誉教授の畑村洋太郎さんの「だから失敗は起こる-全4回」が放送されている。毎回楽しみに見ているが、畑村さんによれば「あり得ることは必ず起こる」そうだ。そう言えば、最近発生したエレベータの圧死事故、プールでの吸い込まれ事故、シュレッダーでの指切断事故、ちょっとさかのぼると回転ドアのはさまれ事故、校門のはさまれ事故、サッカーゴールの圧死事故等々、多くの人が普段から何となく“危なそう・・・”と感じていた事故ばかりだ。しかもほとんどの事故が「はさまれ・まきこまれ事故」だ。
 周囲を見回してみると、はさまれ・まきこまれる可能性がある回転や移動をする物が多いことに気付く。こうした危険を予知することはできても、何ら対策も打たず、そのまま放置しているケースがあまりにも多い。この無為無策はいったいなんなのだろう。われわれは何か麻痺していないだろうか・・・

関敬六さん逝く

2006-08-24 00:47:14 | 映画
 「男はつらいよ」シリーズの名脇役がまた一人旅立った。渥美清さんの盟友、関敬六さんだ。シリーズでは第一作から登場、その後度々登場したが、シリーズの後半ではもっぱら寅さんのテキ屋仲間ポンシュウとしておなじみだ。彼は実は渥美さんの浅草演劇時代からの仲間で、谷幹一さんを加えた3人で「スリーポケッツ」というコントグループを組んでいたこともある。私が初めて見たのは昭和35年か6年だったと思うが、NHKのバラエティ番組での3人のコントだった。その頃は関さんがリーダー格だったような記憶がある。人なつっこい風貌の関さんにくらべ、渥美さんは歌はうまかったが、あの風貌に今いちなじめなかった記憶がある。その後、渥美さんがグループを抜けた後も、関さんとは「男は・・・」で共演するなど盟友関係は続いたが、もう一人の谷さんと渥美さんはあまりうまくいかなかったようだ。「男はつらいよ」シリーズでの関さんはおそらくこれからも何回となく見ることができると思うが、できることなら、あの3人のコントや歌や踊りをもう一度見てみたいものだ。
 関さん、本当にご苦労様でした。渥美さんとゆっくり酒を酌み交わしてください。合掌。