徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

災害は忘れた頃に・・・

2005-07-11 09:55:55 | その他
 今年は空梅雨かと思いきや、この異常な雨の降り方は嫌な予感がしてならない。熊本市の大水害(昭和28年)から52年経つが、最近なぜかあの日のことをよく思い出す。当時、小学2年だったがあの光景は鮮明に憶えている。朝起きてみると、高台にあるわが家から見える熊本市内が一面の海と化していた。屋根の上で助けを求める人々。行き交う小船。水が引いた後の汚泥と悪臭。DDTの白い粉。家々の軒下にくっきり残る水位のあと。
 当時の被災者や防災に当った人たちもだんだん少なくなっている。このところの豪雨は、もう一度防災について見直すことの天啓ではないかという気がする。