食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Pain d'epices パン・デピス

2010年12月20日 | おいしい歴史


Pain d'epices-パン・デピスは、アニス、クローブ、シナモン、ナツメグパン…

と、たくさんのスパイスと、ハツミツをたっぷり使ったパンの事。

もとは、中国の兵士の保存食として作られていたものが、ヨーロッパに伝わって。



フランスに伝わったのは、13世紀のブルゴーニュ。

“フランダースの犬”の舞台になった“フランドル地方(ベルギー&オランダ近辺)”から、ブルゴーニュ公国に嫁いだ方が伝えたとか。

今では、ブルゴーニュの名産



12月6日の、“Saint-Nicolas サン・ニコラ”の日に食べる習慣があるパン・デピスとスペキュロス(パン・デピスのクッキー版)

その日に合わせて探そうと思ってたのに、いつの間にか過ぎ去り…

過ぎ去ったと思ったら、頂いたのが、最初の写真のパン・デピス

ブルゴーニュが有名だけど、アルザスのパン・デピスも有名で





これは、アルザスのパン・デピス専門店のもの

ちょっと、乾燥が進んでしまっていたけど、そんな時は、はちみつをぬったり。

私のオススメは、ヨーグルトを添える

特に、フルーツ入りのヨーグルトとか、ヨーグルト&コンフィチュールを添えたりすると、酸味と甘みと相性バツグンだし、かわいいココットに入れて添えればティータイムも華やか



おいしいお土産、ありがとう

そして、サン・ニコラの日については、また今度…

(来年…? )