食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Polonaise ポロネーズ

2010年12月03日 | おいしい歴史


このお菓子、Polonaise-ポロネーズ。



どんなお菓子かというと、

ブリオッシュをキルシュに漬けて、間にクリームを挟んで。

ドライフルーツを合わせて、メレンゲでおおったお菓子。

アーモンドと、表面のメレンゲを焼いたのがポイント。



食べたい?


もし、お菓子屋さんに行って、ショーケースにいろんなお菓子が並んでいたら…。

“ポロネーズ?食べた事ない。

ちょっと興味が…”

で、店員さんの説明を聞いて、別なお菓子を選んじゃう。

そんな立場のポロネーズ。



でも

今回、初めてポロネーズを食べて

“ポロネーズさん、ごめんなさい

と、思った私。



ポロネーズは昔、パン屋さんで余ったブリオッシュをどうしようか…

ってなワケで考え出されたお菓子。

いわば、リサイクル菓子

パリ市内のパティスリーでは、あんまり見かけない。

フランス人でも、“何コレ?”って聞く人が多いくらい。

実は、スーさんも、初めて食べた






ただ、どこのパティスリーのでもおいしいっていう訳じゃなく、シェフいわく、本当においしく作ろうと思ったら、意外と奥が深いお菓子、との事。

なので、ぜひ、当店へお越しください



リサイクルなお菓子といえば、クロワッサン・オ・ザマンドやバン・オ・ショコラ・オ・ザマンド、ボストックなんかも、元はそう。

今でこそ、その為にクロワッサンとか、ブリオッシュを焼いたりしてるけど、“もったいない”から生まれたお菓子。

お菓子や料理は、失敗や、工夫や、思いつきや…

いろいろな原因から生まれてる。

“今の世の中、全く新しい料理を作り出すことは、一生料理人を続けるより大変なこと”

と、ある偉大なシェフはおっしゃったけど。

本当に、その通り。


新しいものを求める毎日だけど、昔のものも食べたいと思う…

ワガママな私だけど、それに答えてくれるパティスリーがある事に感謝

Confit de Canard 鴨のコンフィ

2010年12月03日 | 外食 レストランとか
先日、久しぶりにスーさんと外出

といっても、お昼からのスーさんの仕事前の時間にちょっと、久しぶりに外でお昼を食べただけ

スーさんの、休みがないのは、1月末まで続く予定



で、時間のない中食べたのは、



Confit de Canard-鴨のコンフィ

油に漬け込む調理法の“コンフィ”

油をいっぱい吸った鴨のモモ肉。

私の大好物



スーさんは、



チーズバーガー。

といっても、マックとかのバーガーじゃなくて、お肉の焼き加減を聞いてくれて、注文を受けてから作られる。




久しぶりの外食で(といっても、スーさんの職場近くの普通のブラッスリーだけど)、

『休みが取れるようになったら、あのレストランとか、あそこのビストロとか行きたいね~』

なんて話が弾み

『今年、ジビエ、食べれなかったね…

と、残念がったり。



家ご飯も良いけど、外ご飯も大好きな2人。

もう少しの辛抱、かな。