食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Sandwich サンドイッチ

2010年12月14日 | おいしい歴史
先日アップしたフランスの食パン事情。

反響が多くてびっくり

日本で“パン”といえば“食パン”

その証拠(?)に、ブログに“”なアイコンまであるくらい。



で、食パンといえば“Sandwich-サンドイッチ”

フランスでも、サンドイッチはサンドイッチ

フランスの、一般的なサンドイッチは、



こんなカンジ

“Demi-Baguette 半分サイズのバゲット”にいろいろ挟むのが一般的。

あとは、バゲットな形のミルクパンに挟んだりも。

スーパーに行くと、日本でよく見る三角サンドイッチも見かけるけど、ライ麦パンを使ってるのが多いかな?



サンドイッチは、昔、イギリスのサンドイッチ伯爵が、チェスの合間に食べれるように発明(?)したもの。

1760年代のお話とか。

イギリスでサンドイッチというと、アフタヌーンティーに小さなケーキと一緒に出てくる、ひと口サイズの、あの、きゅうりがはさんであるのを最初に想像する私

(そのお話は、また別の機会に)

コレは、サンドイッチ伯爵がサンドイッチを考えてから、何十年も後の事。


名前は、考案した伯爵の苗字、サンドイッチから付いたのだけど

この伯爵のご先祖様、初代サンドイッチ伯爵は、本当は、“ポーツマス”の領主になりたかった人。

もし、初代サンドイッチ伯爵がそっちを選んでたら、“サンドイッチ”は“ポーツマス”とよがれていた



むか~しから知ってる名前が、もしかしたら違ってたかも…

って考えると、ちょっと、おもしろい


と、思うのは、私だけ?

DALLOYAU ダロワイヨ

2010年12月14日 | お菓子屋さん


DALLOYAU-ダロワイヨに行ってきた



先日食べた、“Polonaise-ポロネーズ

他のお店はどんなだろう

って探してたんだけど、クラシックすぎて(?)普通のパティスリーでは、なかなか売ってないみたい



で、シェフに聞いたら、

『ダロワイヨにあるよ







早速購入


カンジンのポロネーズは、





こんなカンジ。

クラシックなポロネーズは、キルシュって聞いてたけど、コレはラム酒風味。


うん、ウチのお店の方がおいしい



で、せっかく来たのに1つだけじゃ…

     &

ダロワイヨといえば、



Opera-オペラ



チョコとコーヒー風味のケーキの代名詞

フランスのチョコレートケーキといえば、“オペラ”

と言われる(?)ほど有名なこのケーキは、ダロワイヨの初代社長が考えたとか。

(諸説あるので本当がどれかは分からないけど)


名前の由来は、モチロン、パリにある“オペラ・ガルニエ”から。





オペラは、“クレーム・オ・ブール”-“バタークリーム”のケーキとしても知られているけど

私の職場のクレーム・オ・ブール、何であんなに軽いんだろ??

って、スーさんに聞いたら、

“へ~~

な、答えが。

(企業秘密です)

お菓子の世界は広いなぁ~



ダロワイヨさんといえば、

“Comite Colbert-コルベール委員会”の会員さん

コルベール委員会は、

“フランス風の精神と技量を守る為に設立”

された、高級ブランドを守る為の会。

高級ブランドに入る資格があるんだけど。

入会にはとっても厳しい条件があって。

でも、退会&除名はとってもカンタン。

例えば、“カルティエ”は、“安すぎる商品を販売した”という理由で除名処分に


“高級ブランドは特別”

この雰囲気は、日本以上に強いかも。



あ、



ダロワイヨの、クリスマス用のカタログ、美しい



包装の合間に、

『味見してみます?』

ってもらったマカロンは、マカロン・パリジャンより、ちょっと、マカロン・サン・テミリオンみたいなお味

外見は、マカロン・パリジャンだけどね




DALLOYAU ~ダロワイヨ~
101 Rue du Faubourg Saint-Honore 75008 Paris
8:30~21:00
無休
サロン・ド・テ有り

※複数店舗有り