のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ボケの花咲く

2014年04月20日 | 日記・エッセイ・コラム

140420 朝、雨が止んだばかりでした。我が家の玄関前の紫モクレンが蕾を膨らませ近日中には開花しそうです。

 

 朝露に濡れた様が妙に色っぽので、家に戻ってデジカメを持ってきてパシャ!開花前の蕾が一番色が良い。

 

 紫モクレンは根元から脇枝がたくさん出るので、「取り木」と言って、この脇枝に土をラップで巻きつけておくと根が生えてきます。ある程度根っこが育ったなと思ったら、枝を切り離し植樹します。

 

 玄関前の紫モクレンもこうしてもらってきた木です。白いモクレンと比べてモクレン特有の香りが少ない気もします。

 

 この春は久々にカメラを持ち出して花を写していますが、こういう時はどちらかと言うと心情穏やかではないときで、いらいらすることが多いと感じたら綺麗なものを見るようにしてバランスを心がけています。

 

 夏になればいやがおうにも山を歩き回って高山植物などを写さなければならないのですが、この季節は人の手が入った花を眺めるのも良いものです。

140420a こちらは紅色のボケの花。

 秋になると実をつけ、これを果実酒にする予定で植えたのですが、基本的にバラ科の植物ですからやたら生命力が強い。

 

 手入れを怠っていたら藪になってとげが痛いので、根元から切ったのですが、数年後には根性で元の勢力を取り戻していました。

 日本の家紋に木瓜(もっこう)紋と言うのがあり、このボケの花がモチーフになっているようです。

 

 心穏やかな朝でしたが、地元の勤労奉仕が待ち受けていました。地区の農道の石垣の上の藪の伐採です。ほとんど崖のような傾斜なので、区で予算を取って外注する話になっていたのですが、予算がつかなかったのでリポビタンD3本でやる羽目になってしまいました。

 

 いろいろ細かなことに気がついて意見を述べる人は多いのですが、こうした作業に出てくる人はたったの二人。気がついたら口に出す前に体動かせ!と言いたいところですが、高齢化限界集落ですから年寄りがしゃしゃり出てきてがけから転落してお葬式も困ります。余計な現場監督がいないだけ気楽でした。

 

 猿が頻繁に出入りしている藪なので、その痕跡があちこちに見受けられました。この道路の先には戦後開拓した畑地帯がありますが、耕作者が棺桶に入ってしまう一方なのでもはや荒れ放題。わずかに1件だけ畑を作っている状態ですが、一帯が荒れると野生動物が畑の作物を収穫してしまうのでヤケになっています。

 

  夜、町議会議員選挙の開票がありました。戸籍上女性の中学の同級生が出馬していましたがトップ当選でした。女性候補者が出るだけでも難しい保守的な地域ですが、時代が変わったと言うのか?某宗教団体の組織票のご霊験と言うのか?

 

 当人の関係ないところで「久美子を男にする会」のメンバーが集まり、ホルモン焼きを食べながらとりあえず祝杯!をあげました。

 

 どれだけ票を取れば一人前の男と呼ばれるのだろう?ボブ・ディランが来日しているみたいですね。選挙には関係ないけど。

 

 我々の話題の中心は3名落選する候補者の読みで、競馬で言うところの3連単で最下位から3人の予想をしていたのですが、誰が票を取らないと言うより、誰を落としたいの恨みつらみになるのが田舎の面白いところです。冷静に1着2着は当てましたが、3着落選は予想していなかった人物でした。

 

 今回は共産党が2名候補者を出して、基礎票からすれば票の食い合いで共倒れも期待で来たのですが、かつての民主党系候補に流れていた票が共産党を支えたみたいです。

 

 1着落選は毎回出て落選している常連さんでだいたい毎回同じ数の票を取っています。安定した落選候補でした。

 

 2着落選はかつては労組をバックに民主党から出ていた議員で、最近は自民党に移ったかと思えばなんたら学会の入信したとか、思想信条かなぐり捨ててあちこちなりふり構わずにフラフラするので、かつて支えていた労組系の票も共産党に移ってしまいました。

 

 この1着2着はほぼ決まりだったのですが、ハナの差でした。

 

 3着はいわゆる保守系リベラルの人で、いいとこのお坊ちゃんです。自然保護運動などに熱心ですが、「市民」のように品格ないことはしない人物でした。「市民」に担ぎ上げられて落とされた神輿のような気もしますが、背後に「市民」が見え隠れすると一般からは警戒されます。人物はいい人だったんですが。

 

 さすがに3連単を当てた同級生はいませんでした。

 

 さて、これから桜の季節花見の本番を迎えます。ここからが本当の試練です。

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