のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ダシマキトカゲ

2024年08月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 極力ニュースを目にしないことにしてますが、生活に影響する気象情報だけは注意しています。その他世情のことはほとんど不要な情報なので興味持たないことにしていますが、知りたくなくても聞き及ぶ娑婆の情報も少なくない。

 オリンピックでアルジェリアだっけのオカマのボクサーが女子の競技に出てきて金メダルとったのは知っていましたが、なんだか気持ち悪い顔つきだったなぁという印象は残っていました。今日、台風情報を見ようと久しぶりにネットニュースを開いてみたら、ああ、こいつか、近寄りたくない気色悪さが漂っているな。と、女装の気持ち悪さを醸し出した写真を見ました。で、アルジェリアのオカマのボクサーだと思っていたら、米大統領候補のカマラ・ハリスさんでした。似ているみたいで区別がつかない。

 この蒸し暑い中ランニングをしている一団がいました。学生の合宿らしく、長いタオルを頭にかぶせてひらひらさせながらもうろうとした状態で走っていましたが、昔流れていた三菱・ミラージュのコマーシャルみたいだな。と言うと、一緒に眺めていたタダシちゃんが「あれ流行ったよな。ダシマキトカゲだったよな。」ちょうど今朝出汁巻き卵食べたこともあるけど、衝撃の発言にエリマキトカゲの名前が吹っ飛んでしまった。

 なんかそんな名前のトカゲ。草津の熱帯園にいたことがあったけど、エリマキ広げないと普通にトカゲだった。そこまでわかっていながら、ダシマキトカゲが強烈すぎてつい一瞬前まで脳裏にあったエリマキトカゲの名前が出てこない。年寄りの刷り込み認知はこうして起きるのか?

 タダシちゃんは2年前の米を食べています。1年分は備蓄しているんですね。毎年新米の時期になると食べ残った米をもらうのですが、「二人暮らしだから米なんか大して消費しねぇんだ。」と、収穫したコメのほとんどは兄弟や子供たちへの縁故米にしています。「米売って金が入ってもパチスロに使っちまうからなぁ。」北斗の拳でラオウと闘ってしまうんですね。

 なんか最近親せきが増えたみたいで、「特に縁組があったわけじゃねぇんだけど、じいさんの兄弟の孫なんかが連絡よこすようになったんだ。去年のおふくろの葬式にも来なかったのに。でも困ってりゃ見捨てられねぇわな。そんなんで、去年収穫した分もみんな送ってやったんだ。この秋の収穫までもうすぐだからな。」

 お~いいな話だなぁ。田舎はそうでなくちゃならねぇ。浮世とは一線を引く無欲さ。娑婆で何があっても泰然としている田舎の強さは世情よりも自然が相手だから。

 それよりもダシマキトカゲ。どうやって食うんだろう?

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