のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

生態系

2024年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 なんだかやたらと蒸し暑い一日でした。おそらく北に向かった台風9号が海辺の湿気を引っ張り込んでいるのだと思いますが、すぐ背後に台風10号が控えています。

 そんな中、こちらは朝から熊騒動でした。河川敷に熊がいるのを漁協の見回りに行ったおっさんが発見。もうすぐ上流のダムの放流がある。急に増水して熊が流されたらどうなるのかな?と言う興味はあったものの、川を渡ってこちらに来られちゃ大変なので、煙火を鳴らして追い払ったようです。

 そろそろ熊とのいさかいが始まる季節になってきました。この冬は雪がすくなくて冬眠に影響が出たため、個体数は減ったのでは?と予測されてはいますが、出るものは出る。山で木の実食っているより里で大量にえさを摂取したほうが効率も良い。煙火の花火を用意せねばならないのですが、今年はまだそろえていない。なので、演歌で代用しよう!と、軽トラに八代亜紀のCD(ジャズ盤だけど)入れて熊よけしてます。

 日曜はたぶん雨だと思うけれど、「貴殿を一日名誉老人会員に任命する」の召集令状が入りました。日曜は老人会の資金源になっている公園の清掃。ばあさんばかりなので、労働力が足りていない。なので、こうして一日老人会員を招集しているのですが、最近、手が込んできて赤っぽい紙にプリントアウトするようになってきた。ばばぁども学習しているな。

 夕方、山岳会の先輩から電話があり、面白い本を見つけたと紹介されました。吉川仁さんと言う生物学者の本で、「なぜ男は女より多く産まれるのか――絶滅回避の進化論」。私はすでに図書館で借りて読んでいた本だったので、生態系に関する話題で盛り上がったのですが、やがて話はラニーニャが発生していることに変わりました。これだけ海水面が熱くなるとどこかで発生するだろうなとは予想していましたが、「この冬は豪雪になるかもな。」昆虫などの動向に注目して冬の準備をせねば。

 生態系と言えばこの界隈同様、彼の付近も深刻な高齢化でばあさんばかりの集落になりつつあるようです。女性の方が長生きしますからね。「こうしてアマゾネスの国は誕生するのかもしれない。」なるほど、思想信条ではなく生命力格差であの伝説の国は出来上がったのか?強いもんなおばちゃんたち。そして隷属化され労働力として酷使されるおじさんたち。思想信条に関係ないリアルな現実。

 どっかの国のオリンピックとは逆だよね。

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