のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

夏休み

2024年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 私が小中学校の時代ならもうすでに二学期が始まっていて、秋の運動会の練習が始まる季節です。夏休みが短い分冬休みに繰り越される土地柄でした。世間一般なら今月いっぱいかな?

 よしだたくろうが♪麦わら帽子はもう消えたぁ~・・・それでも待ってる夏休みぃ~♪と歌った意味が実感できるようになったのは社会人になってからで、思い返すと学校の夏休みは楽しかった。

 近所に夏休みでじいちゃんばあちゃんの家に来ている小学生たちがいますが、今月末までこちらにいるみたいです。でも来年あたりにはお受験が関係するので、塾通いや塾の合宿なんぞがあるもんで来られるかどうかと言ってました。小学校の高学年が「夏休みがあった時代は楽しかったなぁ。」とよしだたくろうの歌を歌っていたりして。そんな時代になるのかな?

 一日雨の予報だったので仕事は早々に休みを決め込みましたが、老人会の草むしりの時間帯だけ雨がやんでしまったので、名誉ある一日老人会員として作業に参加してきました。なんだかねぇ、老人会より若い人たちの方が多かったんですけど、行政からの「謝礼」は老人会の運営費に充てられます。今年は久々にお江戸歌舞伎バスツアーに行くみたいですよ。こうしたイベントの中心世代はGSブームの世代なんだけど、やっぱ歌舞伎になっちゃうんですね。どんな演目かなんてことはからっきしわかんなくても派手で色鮮やかな舞台が楽しいんだとか。

 草むしりをしているときに「このあたりに忘れな草が咲いていたんだけど。」と樹木の下を探しているおばちゃんがいました。忘れな草は暑さに弱いので、おおかた花が咲き終わると種を残して枯れてしまうのでこの時期まで草として残っていることが稀ですが、種はそこらへんに転がっているはずです。そういう奥ゆかしい風流なところに気が付くとは、さすがですねぇ。と持ち上げると、おばちゃん達はあずまやの下で「忘れな草をあなたに」を合唱し始め、草むしりさぼってやがった。

 朝風呂に入って、扇風機の風を受けながらひたすら寝て過ごしました。巷では紫式部ブームだとかいうので、源氏物語の本引っ張り出してきたんだけど、枕にするには枕草子も必要だべさと本を重ねて寝てました。

 年々夏を乗り越える力が弱ってきた思いがしますが、今年の夏は特に厳しかった。でもまだ8月は一週間ある。

 日が短くなってきたのでヒグラシの鳴き声が。と、期待しているのに、夕方までミンミンゼミが鳴いてました。

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