のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

オニババ化するラーメンたち

2024年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

 一週間早ければよかったのにねぇ。スキー場が終わってから激辛カップラーメンをもらいました。こういうの、喜んで食べる学生バイトがたくさんいたのに。赤いラベルのペヤング激辛焼きそば喜んで食っていた学生がいましたからね。

 辛口ラーメン、決して嫌いじゃないんです。セブンイレブンで蒙古タンメンは時折買って食べます。が、ハングル文字が書かれているラーメンは決して手を出さない。そもそもおいしくない。

 辛い物に弱くなったな。歳のせいかな?とも感じてますが、何より最近は身の危険を感じるようになりました。20代30代の頃なら喜んで食べていたでしょうに。

 激辛ラーメンと言えばこの冬福島の郡山の日大の学生バイトに「オニババラーメン」なるご辛味噌のご当地ラーメンがあると伺いました。多分安達ケ原の鬼婆かな?二本松市なんか鬼婆グッズでご当地を盛り上げているみたいですね。

 ミーハーなので鬼婆の岩屋がある観世寺にはお参りに行ったことがあります。20世紀末の時代だったので渋谷などにルーズソックスはいたヤマンバギャルが出没する時代でした。あいつらどこに行っちゃったんでしょうね?鬼殺隊に退治されたのかな?

 さておき、生き別れた自分の娘を殺して鬼婆となってしまった岩手が不憫でねぇ。情状ってものを考えながらお参りしてきましたが、長野県の鬼無里の紅葉にしても鬼の情状ってのがあるから悲しいんですよね。でも、ヤマンバギャルには情状なんざねぇからね。あんなのが親になっているのかねぇ?座頭市じゃねぇけどいやな都政だなぁ。

 ヨーロッパの魔女と日本の鬼婆は人里から離れた山や森の中に住んでいる。おそらく何かしらいざこざがあって村を追われた人だったのでしょうが、巷を見回してみると鬼婆は井戸端にいるんですね。そして鬼婆は鬼婆予備軍を引き寄せて群れをつくる。仲間外れにされたくなかったら鬼婆になるしかない。いじめグループの構造に似通っていますが、「不幸」を餌によりあっているようで、悪口が絆。誰かの不幸がたまらなくおいしい。仲間外れにされるといじめられるのでオベッカ使ってでも群れにくっついていく。そしてほどなく顔つきが鬼化する。鬼舞辻無惨討伐後も鬼は生まれ出ているんですね。

 どいうもこいつら鬼の集団?そういう場面に出くわしてしまったら、静かに身を引く。

 ただひとり あることのみそ よけれ 吉田兼好が徒然草の中で申しております。一人でいることがいいのだ。

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