昨日は尼ヶ禿山、今日は鹿の俣山。好天に恵まれ快適な巡視をしてきました。
昨日は千葉県から来たグループと同行して尼ヶ禿山に登り、今日は埼玉県のグループと鹿の俣山に登りました。山は道連れではありませんが、偶然知り合った人たちと楽しく登るのもいいもんです。
なによりうれしいのは、こんな地味な名峰に来てくれることで、「今度秩父の山に来ることがあったら一緒に登りましょう。」とお誘いを受けました。
一つの駐車場でぐるりと一周できるコースなので、この二つの山を一日で回ることも大して難しくはないのですが、道標の整備やハイカーたちにこの一帯で写した山野草の写真で作ったしおりを配って、安全登山の呼びかけや樹木の説明をするのも楽しいもんです。
今年は山の木の実が豊富な気配ですが、昨年は実をつけなかったブナが実をつけました。
来年はクマが多い年になるのだろうか?そこそこ奥山に食べ物があれば里に出てこないだろうと期待はしますが、熊も味を憶えてしまいましたからね。昨年、武尊山の2000m付近で見た熊のウンコにはカボチャの種が混ざっていました。連中、行動範囲がめっちゃ広いですからね。
このところ天気が良かったら遅咲きのワタスゲがその名の通り綿毛を身にまとっていました。雨の中では綿毛が濡れてよれよれになっていましたが、今年始めてそれっぽ姿を見られました。
今日は自然を守る会の観察会もありおなじみの顔触れが集まって勉強会をしていました。自然を守る会の代表が高校時代の恩師なので我々のことを「自然を荒らす会」と呼んでいますが、今年はプロの自然を荒らす会があちこちに出没して木を切ったり、山野草を盗まれたそうで、「土日だけではなく平日もお前らがうろうろしてくれると抑止力になるのだけどなぁ。」と申してました。
ミズメの大木です。他の呼び名は梓川のアズサとか、燃やすとウンコ臭いのでヨグソミネバリなんて呼び方があります。
狩人が唄った「あずさ2号」が「ヨグソミネバリ2号」だったらあんなにヒットしただろうか?♪8時ちょうどのヨグソミネバリ2号で 私は私はあなたから 旅立ちますぅ♪だったら、一生旅立ったまま戻ってこないほうが有難いかもしれない。
名前って大切ですね。
この二日間はおなじみの山コーヒーを楽しめました。
この何年か、山コーヒーのために山に登っているようなところがあり、同じみの安いコーヒーでも昨日の山と今日の山では微妙に味が違う。
この二日ほど心地よい山を楽しむことができました。気分的に大いにリフレッシュできました。
明日からトレラン大会までの一週間は、最後のコース整備で奔走しなければなりませんが、だんだん自分の山登りとはかけ離れてきたし体調の問題もあるので、この大会を最後にトレラン大会のコース整備は引退することにしました。
古文書や古地図を調べて、古道の復活やそれにまつわるいわくなどを復刻するのも面白いかな?と次のテーマを模索しています。
柳田國男先生の民俗学にでてくる、いわゆる「サンカ」を再興しそうですね。
野暮なあげあし取りは無しにして、ロマン溢れる山の民…
古の日本人の末裔…
もしかしたら、流れている血がそうさせるのかも…
わたしの最初に泳いだ記憶は
田舎の川をせき止めて、そこで親戚の兄姉とバシャバシャしたことです。
なので、わたしは、たぶん、川の民!
名前を「川の民のひと」にすると
ネタバレになっちゃうので、ちょっと工夫しときました。
にゃん!
おいおい、それじゃ「猫なひと」じゃん!…のツッコミ待ち。
山の民族は高齢化が進み余計な仕事も多く、そろそろ祇園祭騒動が始まりました。私は「都会のいい男」を目指していたのですが、「都合のいい男」になって戻ってきてしまいました。漢字ってむずかしいですね。
阿仁マタギの里から桧木内川を下って行くと、トトロが住んでいたことをこの春知りました。ビデオ編集ご苦労様です。
川の民と言えば、鮎釣りのシーズンなので朝早くから漁師さんが川に入っています。知り合いの釣り師は毎朝仕事に行く前に鮎釣りしてます。
鮎をもらってきて家の外で炭火で焼いていると猫が寄ってきます。
私の崇高な理念には耳を貸さないけれど、鮎の香りには非常に従順な民族です。