洗濯石鹸を買いに行ったらファーファ・ロシア版なるものが売られていたのでついつい買ってしまいました。
きっと日本ではご禁制になっている環境根こそぎぶっ潰す薬剤が入った、ロシア製の強力な洗剤だろうと期待していたのですが、 普通のファーファで、ぬいぐるみのクマさんがロシア民族衣装風の服を着ている絵柄だけだったみたいです。
洗濯してみましたがシャツも作業ズボンも溶けたりボロボロになったりせず、至極尋常な洗濯物に仕上がりました。めでたしめでたし。
90年代の物資が不足していたロシアでは北朝鮮製の歯磨き粉が出回っていましたが、研磨剤がたっぷり入っているので歯が削れてなくなるという噂が立っていました。それなら試してみようと買ってきて使っていましたが、昔の愛煙家御用達のザクトライオンみたいなザラザラ感がありました。
歯を磨いたは口の中に後30分ほど歯磨き粉の感覚が残っており、昔の歯磨き粉を思い出しました。チューブも金属製のチューブで、今当たり前の型崩れしないチューブではなかったので、末端からきれいに巻いていかないと変な形になってしまうチューブでした。これはこれで懐かしくて面白かったけどね。
まだ目を出さないから松の林の隙間から2158mの武尊山がよく見えました。
残雪にカモシカの足跡がたくさん残っていました。
こちらではクラシシとかクラッポなんて呼ばれることもあるカモシカですが、「クラ」とは崖や岩場のことを意味します。谷川岳の岩場の「一ノ倉」の「倉」も岩場を意味合いしています。
岩場の多い山に住んでいるからカモシカのことをクラシシと呼んでいたのでしょう。
多分この冬、積もった雪から 出ていた葉っぱの部分の先っちょだけ食べたのでしょう。
笹なら豊富にありますが決して彼らにとってはごちそうではないみたいで、積極的に食べるようなものではなさそうです。
コケや木の芽など、少しづつ広範囲にわたって食べ歩いているようで、これも彼らに自然が与えた智慧で、枯らさない程度に少しづつあちこちから冬の食べ物を集めているみたいです。
カモシカはフィジカル的には強靭な体を持っていますが、鹿との争いに負けて環境の厳しい土地に追いやられている動物です。クラシシの名前の由来となった岩場やがけで見かけるのも、そういった趣味があるわけではなく、外敵が少ない危険な環境を選んだからで、辺境の動物です。
我々辺境の人間と同様にノーテンキで警戒心が薄いので一頃は捕獲されやすい獲物として絶滅の危機に瀕したことがありました。
日本人も世界から見れば辺境の民族なのでお人よしです。だから、腹黒い国にいいように利用されてしまうのですが、最近お役人が政府に吹き込んでいる移民受け入れ政策などその最たるものです。
カモシカが少なくなったからと言って、この山の中に外来品種など住まわせたら、本来のカモシカがいなくなって大変なことになるのですが、人間が頭だ考えることはこんなものです。
カモシカはカモシカで環境変化に適用しつつ数を増やし、今や害獣の一角を占めるほど勢力を増してきました。連中なりに努力しているんですよ。困ったもんですが。
残雪に残るカモシカの足跡~と武尊山、熊笹の歯型の写真を拝見し山中に佇むカモシカが目に浮かびました。
また、トレイルラン二ングの情報楽しみにしてます(^-^)/
ファーファが可愛くて思わずカキコしてしまいました。