のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

寄生

2013年08月24日 | 日記・エッセイ・コラム

130824  今年は山の木の実の類はほとんど豊作です。昔懐かしい旺文社文庫のマークのようです。

 ヤマブドウもたっぷり実をつけています。敵はサルか?クマか?はたまた人間か?

 山葡萄の葉っぱの上に奇妙な粒粒を発見しました。ちょっと見ると新種の果実?ブドウのムカゴ?ヤマブドウ青春のニキビだろうか?

 指で撫でればポロリと落ちる不思議なできものです。一体その正体は?

130824a  ヤマブドウハトックリフシと呼ばれる「虫えい」。つまり虫の住処です。

 ハエの一種の幼虫がこの赤い実のようなできものの先っちょに住んでいます。

 ちょっとおいしそうね!なんて食べると文字通り腹の中でウジがわくかも?

 秋になって葉が落ちる頃には中の幼虫も大きくなり、葉と共に地面に落ちて、這い出てきたウジは土の中にもぐって更なる成長の時をまつ。

130824b  虫えい、虫こぶなどと呼ばれるこうした寄生昆虫の巣はクリの葉っぱやブナの葉っぱなどでも見つけることができます。

 物によっては発破の裏側に巣を作ることもあります。

 木の幹などには菌えいなどと呼ばれるコブができることがありますが、幹や葉っぱにたくみに取り付いて生活する興味深いパラサイトはたくさんあります。

 これも自然の面白さ。

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