のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

のどかな一日

2020年05月14日 | 日記・エッセイ・コラム

 緊急事態宣言が徐々に解除されるみたいですけど、浮かれてクラブに行って再びクラスターなんてどこぞの国のようにならぬためにも警戒は必要ですね。自己責任だと思うのだけど。

 安倍首相だって緊急宣言の二度目もありうるといっているくらいですから、終息したわけではないということを肝に銘じておかねばなりません。

 午前、城跡の周辺の藪の刈り払いの測量に行ってきました。周辺と言ってもほとんどガケのような急斜面で、忍者でもなければ這い上がってこないような場所。文化庁の予算みたいだからいつるのかわからないけれど、申請をしておくみたいです。

 平成になって整備されて発掘調査も行われましたが、昭和の時代はまだこんな予算さえ捻出できなかったことを考えると、平成はなんだかんだと豊かだったんでしょうね。

 城跡マニアにとってはあまり整備されてしまうと面白味がなくなるもので、どんなお城があったのか?と想像するのも楽しいのです。

 正解かどうかは別にしても、答えを押し付けられると面白くない。

 城主様の気分になって城跡から周辺を一望して、あの山の頂上には砦を、こちらには物見台をなんて想像していると、およそその通りに史跡が見つかったりするのがたまらなくうれしい。

 経済効果はさておいて、コロナ時代の安全な楽しみだと思います。

 政府が出してくれる10万円を当て込んで、その半分の予算5万円と廃材に、間伐した杉の木のログを使って4トントラックを格納する車庫を作ろうという話が出ており、午後は車庫予定地の整備をしてきました。長さが17m×6mくらいの大掛かりな小屋になりそうです。

 できるだけ材木を少なく抑えたいので柱と梁のポストアンドビームで作る計画ですが、屋根は「予算がないからビニールシートにしよう!」と計画が進んでいます。

 そこら辺にあるもので何とかしてしまう。なんだかやっていることがだんだん「北の国から」になってきた。文明が日々遠ざかっていく。

 娑婆では定年延長が云々と議論になっているようですが、定年どころか死ぬ前の日まで働かないと生きていけない辺境地。社会保障からも疎遠なので、何でも自分でやるしかないか。

 車庫予定地には野良猫の一家が住んでおり、昨年末には4匹の子供がいましたが、子供の姿が見当たらない。どうやらフクロウにやられちまったようです。

 なかなか自然の中で生き抜いていくことも大変ですが、食われたら生み返せ!みたいで、雌猫のお腹にはまた子供がいるみたいです。

 命のほうだって黙ってみているわけじゃないってことですね。

 案ずるより産むがやすしってことなのかな?

 明日は我が身かもしれないけれど。

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2 コメント

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微妙な操作 (プールのひと)
2020-05-15 09:52:46
数値をみながら
「開」と「閉」を繰り返していると
あら不思議!
いつの間にか一定数が抗体を獲得している。

もちろん
操作は「ON」「OFF」ではない。
例えるなら
油圧装置のレバー操作!
指先で繊細な油圧振動を感じるがごとく
微妙に操作する。

「100点」でなければ「0点」とか
「白」でなければ「黒」とか
「善」と「悪」とか
二元論の思考では操作できません。

具体的な例では
二元論の思考では「もう駄目ニダ~!」となる。
返信する
グレーゾーン (山仕事の人)
2020-05-15 22:18:33
 左巻きの人って考え方が二元論だね。

 山野草の場合、10のうち1が食用になる山菜で、1が毒草だとする。残りの8は毒でないがおいしくなかったり、食べる価値なしの草。
 でも、二元論の人って毒でなければ残りの9は食べられると考える。

 昔、自然大好きの人にススキのお浸しをごちそうになった。とても食えたものじゃなかったが、当人たちは自然に触れたような気になっていた。
 すごく薄っぺらだと思った。

 グレーゾーンの使い方が重要なんだけど。
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