一昨日 亡くなった 栄久庵憲司(えくあんけんじ)さん。
実は 亡くなられて 初めて名前を聞き
また あのキッコーマンの卓上醤油瓶をデザインされた方だということも その時初めて知った次第。
その方のお話が 今日の毎日新聞朝刊の「火論」(玉木研二)に載っていました。
その中で 栄久庵さんが書かれた「デザインに人生を賭ける」という本の中の<広島の不思議な光景>が 引用されていました。
夕日が差してきた瞬間でした。
それまで地獄絵だった風景が茜色に染まって
一瞬のうちに極楽浄土に変貌したように思われました。
焼き尽くされ 破壊され ねじ曲げられたモノたちが
「自分たちを元に戻してください」と
私に助けを求めている悲痛な叫び声を確かに聞いたのです。
栄久庵さんは 「広島の夕景体験で<モノを作ることは モノの心を生むこと>と 直覚した」そうです。
いろいろ 被爆体験の話はありますが
あの日も 広島に 夕日が沈み 空には 美しい夕景が広がった。
それは きっと 本当にそこに立って見た人にしか 味わうことのできない光景。
それだけに 今までのどの話よりも 実感として わたしに伝わってきました。
わたしは これからきっと 家の卓上にある 醤油の瓶を見るたびに
この話を 思い出すでしょう。
語り継ぐということは そういうことなのかな と 思います。
栄久庵憲司さんの ご冥福をお祈りいたします。 合掌
http://www.youtube.com/watch?v=aNTmENrpRRg
某國の政権保持者さん、憲法9条を改憲せず武力に頼らない『平和』を
目指して居てください。
『目には目を』では戦いの繰り返しです。
>某國の政権保持者さん、憲法9条を改憲せず武力に頼らない『平和』を
目指して居てください
本当に そうあってほしいと
祈るような気持ちです