norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

金子みすず「灰」

2010年05月25日 | Weblog
毎日新聞 毎週月曜日の朝刊には
奈良版に「支局長の手紙」という コラムが連載されています
昨日24日の 朝刊に
次の 詩がのっていました
支局長さんの 奥様が好きな詩だそうです


     灰
    金子みすず

 花咲爺さん 灰おくれ
 笊にのこった 灰おくれ
 わたしは いいことするんだよ

 さくら もくれん 梨 すもも
 そんなものへは撒きゃしない
 どうせ 春には咲くんだよ

 一度もあかい花咲かぬ
 つまらなそうな 森の木に
 灰のあるたけ撒くんだよ

 もしもみごとに咲いたなら
 どんなにその木はうれしかろ
 どんなに私もうれしかろ


ちょっと いいなと 思ったので
ご紹介しました
日頃 見過ごしてしまいそうな場所に
あかりを ともす
金子みすずは そんな 詩人だと思います

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2010-05-26 03:31:07
かわいい詩ですよね。^±^
♪花咲爺さん、花おくれ・・・φ^±^ノ
あるのは灰だってば!6(゜Д゜)ノ∴∵x±xノφ
うっかり打ち間違いをしました。^±^
というよりも、「^±^」は、どういう音程で歌っているのやら・・・。
返信する
てくっぺさんへ (norinorimiffy)
2010-05-26 20:38:06
ははは
いつも 楽しいコメントありがとうございます
てくっぺさんの 素敵なお声で聞こえてきましたよ
返信する
Unknown (さー)
2022-01-10 22:40:49
いま100分de名著にて金子みすゞが取り上げられていて懐かしく大好きな「灰」を調べていてこのブログに辿り着きました。この詩は私が小学校2年生のときに後ろの黒板に書かれており、花が咲かない木に灰を撒いて花咲かそうという視点に驚いたのとともに素敵だなと惹かれましたのを覚えています。
ずっと前の投稿に勝手にコメントをつけてすみません。
同じように素敵だと思っている方がいて嬉しくて書かせていただきました。
返信する

コメントを投稿