norinorimiffyの日記

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二月のあかり

2010年02月10日 | Weblog
   二月のあかり
        石垣 りん

 二月には
 土の中にあかりがともる。

 遠足の朝など
 夜明けの
 まだ暗い空の下で
 先に起き出したお母さんが
 台所のデンキをつけるように
 旅のしたくを始めるように。

 二月にはぽっかり
 土の窓にあかるいものがともる。
 もうじき訪れる春を待って。

 草の芽や
 球根たちが出発する
 その用意をして上げるために
 土の中でも
 お母さんが目をさましている。


石垣りんさんの詩は 生活感にあふれていて
日々の暮らしを見つめる 母の優しさにあふれていて
好きです
今日は お天気があまりよくなくて
朝は 霧で遠くが見えない ぼんやりした日
でも 気温が結構高かったので
庭の沈丁花や 見かける梅の花も ずいぶん蕾が膨らんで・・・

土の中にあかりがともる

二月は寒くて暗くて・・・という イメージでしたが
そう思うと ちょっと
ワクワク出来る
二月です

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (喜サンタ)
2010-02-10 21:57:04
なるほどね良い詩です
土の灯りが地面を温めから
雪も融ける様ですね
2月は降る雪の量より融ける速さが勝るのはこのためですね
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こんにちはです。^±^ノ (てくっぺ)
2010-02-11 14:17:35
2月はまた「逃げる」とも言われますね。^±^
2月が終わるのは早いってことでしょうね。
そういえばもう、2月は半分近く終わってます。^±^
31日のある月が、2月に1日ずつ分けてあげればいいのにね~。
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私も♪ (はなこころ)
2010-02-11 16:18:20
石垣りんさんの詩好きです。

まさに
「草萌」ですね。
春の方を向いて、草花は、よ~い、どん。
準備をしているのですね。

・・はなこころ
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喜サンタさんへ (norinorimiffy)
2010-02-11 19:09:05
コメントありがとうございます
土の中では 着々と
春への準備が はじまっているんですね
雪の下でも・・・
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てくっぺさんへ (norinorimiffy)
2010-02-11 19:12:39
コメントありがとうございます
なるほど 2月は逃げるんですね
どおりで 最近 日のたつのが
日毎早くなるな~と思っていました
面白い言葉ですね
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はなこころさんへ (norinorimiffy)
2010-02-11 19:15:12
コメントありがとうございます
石垣りんさんの詩
はなこころさんも お好きなんですね
うれしいです
春が待たれますね
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