どんなちいさないのちも

　　　　　カ
　　　　　　　まどみちお

　きえいえりそうに　よってくる
　きんいろの　こえを
　大げさに　たたいたあとになって
　ふと　おもうことだってある
　むかしむかしの
　りょうかんさんだったらばなあ・・・と

　そろりそろりと　てのひらで
　あおがれたのだろうなあ・・・と
　カが　おもしろがるぐらいに
　ても　おもしろがるくらいに・・・と

　なのに　またきえいりそうに
　よってきた・・・　とおもったら
　もう　大げさにたたいてしまっている
　カは　しんでしまうくらいに
　ては　いたくないくらいに・・・


カによくさされます
ぜったい　人よりさされやすいと思います（主張）
Ａ型がさされやすいとか・・・わたしはＡ型です（ほらね）
今日も朝から３カ所はさされました
有益な？殺生を　２回もしてしまいました
わたしにとっては有益でも　カにとってはまさに降って湧いた災難・・・
「ごはんを食べただけなのに・・・」

そう　かの有名な良寛さんならきっとこの詩のように
カとも　遊べる心をお持ちだったでしょう

まどみちおさん　
どんな　ちいさないのちも　見つめています