少年時代の感性豊かな(笑)エピソードを披露なさって、ちょっと照れくさくなられたのか?
「さあ!えっと…次の曲行ってみましょうか!」と長岡さん(笑)
「これね、1992年に関わった…私、映画に関わったんですけどね
『エンジェル 僕の歌は君の歌』っていう作品でね
主人公は、当時すごい人気だった織田裕二さんと和久井映見さんだったんですよ
で、他にもね、えーと…『そこに愛はあるんか?』で有名な大地真央さんなんかも出てました
これ、1週間で死んでしまう運命の持ち主の彼女とね
1週間で、一生ぶん愛そうとする彼のね、ロマンチックな映画です
その主題歌となった、あの…映画のタイトルにしたんですけど
エルトン・ジョンの有名な作品『ユア・ソング』です、お聴き下さい」と曲を流されたあと
「イヤ~、この映画ね、色んな思い出とエピソードがあります
私ね、この映画の一番の山場はね、銀座にある数寄屋橋交差点
アノ宝くじ売場とか(ニュースなどで)よく出て来ます、あそこなんですけどね
あそこのスクランブル交差点のほとんど真ん中でね
織田さんと和久井さんが熱い抱擁シーンが…キスシーンじゃないんですけど
抱き合うシーンがあるんですけどね、そこのシーンの撮影がね、山場だった
で、その場所で、撮影許可が下りなかったんですよ
最後まで下りなかった、どうしてもダメだと…
で、どうしたか?って、強行突破での、一発撮影になりました(笑)
(『強行突破したんだ!?(笑)』と友廣さん)…撮ったもん勝ちっていうことでね(笑)
で、撮影時間はね、歩行者信号の『青』時間…2分30秒くらい『青』なんですよ
もう、その数分間しかないんですよ、1回しか…
で、交差点のそばにはね、その…さっき言った宝くじ売場があって、交番があるんですね
常時、警官が見張ってるんですよ、何人か…
で、スタッフはね、撮影の時間、綿密に計って、カメラも数ヵ所からね、撮るんですけどね
全体を撮る、こう…横断歩道を全部撮るカメラ、織田さんのアップだけを撮るカメラ
和久井さんのアップだけを撮るカメラ、あと、歩行者目線のカメラ…
4~5台かなあ?5~6台あったのかな?
スタートの声と同時にね、一緒に回るんですよ
で、私にも役…仰せつかってて、大事な役なんですよ
(『長岡さんの役…?』)…映画に出るんじゃないんですよ
僕はね、そん時にね、撮影始まったらすぐ交番に行くんですね
『長岡さん、長崎だったよね?』って言うからね
思いっきり長崎弁の…訛った長崎弁で、お巡りさんにね『迷子になった(ふりをして(笑))』
『道が判らんとですけど、どげぇ行けばよかとですかね?』みたいな…(笑)
『いっちょん、判らんとですよ』ってね、あの…交番に訊きに行くんです
お巡りさんが説明する東京の言葉が、また判らない…みたいな感じで時間かける訳ですよ(笑)」
…って、その交番のお巡りさんの中に、九州出身の方がいらしたら?(笑)…と思っていたら
「で、そこに追加で、東北弁の人が来るんですよ(笑)
色んな地方から来て…何人も来て、交番でね『どこへ行ったらいいか?』
お巡りさんに訊くもんだから、その間、撮影が進んでる訳ね
(『おおーっ!ハイハイ、ハイハイ、ダミーでね(笑)』)…そう!(笑)
そしたらさ、でも、道案内してる途中で、警官が交差点の中の異常に気づいて
『お前たち、何してる!?』って、大声で叫んでね
織田さんと和久井さんのトコに駆け寄って行った時にはね、時すでに遅しで…(笑)
撮影が完了してて、交差点のね、赤信号の最前列で停まってた車に乗り込んで
パーッとね、立ち去るんです(笑)…(『スゴーい!(笑)』)
ねぇ?私たちはね、あとでね『お前たち、仲間だろ!?』つってね
ずいぶんね、しつこく質問されて、帰さして貰えなかったんです
もう30年前の話でね、申し訳ないですけどね、ホントに、お巡りさんには申し訳ない!
とっても楽しかったんです!(笑)…(『へぇー!30年前…スゴイですね(笑)』)」
…って、30年前だからこそ出来たとも言えるんじゃないかと…?(笑)
ともあれ…「映画の仕事ってのは、大変なんですけどね、楽しくもあります
以前に放送したね『リング』って(映画の)、あの音楽かけましたけど、主題歌…
あの時のね、監督がね、昼メシ時に女性スタッフに一生懸命お願いしてんですよ、両手合わせて…
何してんのか?ったらね、あの『リング』で、一番怖い
『貞子』の顔のアップの写真を撮るんですけど
アレ、すごい怖いでしょ?あの目が一番怖いの
ナンでか?って言うと、まつ毛がないんですよ、まつ毛が…
で、誰の目か判んない、大きいから、ね?松嶋菜々子さんの目じゃないんですよ
ほいで、あの…撮影のためにね、あの監督が女性スタッフに
『ゴメン!あの…まつ毛、抜いて来てくんないかな?』って言ってたんですよ
右…『片側の下のまつ毛だけでいいから』って言うんだけど
片側の下のまつ毛だけ抜いた目って、気持ち悪いですよね?
で、結局、その人はね、もう両方の目のね、まつ毛全部抜いて、麻酔して…で、来たんですよ
そいで、撮影は無事終了したんですけども
あのー、結局、その人ね、両側のまつ毛抜いてからね
まつ毛抜いて初めて判る、まつ毛の大切な仕事…
屋根の…屋根のこう…『雨どい』みたいな役してるんですね
汗ってね、タラタラ出るんじゃなくてね、黙ってても出て来るらしくて
それが全部ね、雨どいなしで目の中にずっと入って来る…(『うわあ~!痛そう!』)
だから、滲みる、腫れる、かぶれる、お化けみたいになってるんです、目が…」
…と話されてましたが、奥さんも昔、後ろが刈り上げのベリーショートにした時
やたら、顔や首すじに汗が流れ落ちて来たそうで
頭皮からの汗を髪が吸い取ってくれていたことを実感したんだとか…(笑)
それはともかく…「僕はずっと、付けまつ毛を買って、付けまつ毛を…
生え揃うまで、ずーっと数ヶ月、大変だったんですけど
(『うわあ~!生えたから良かったですねぇ』)…まっ、生えて来ますけどね(笑)
まっ、こんな風にね、映画ってのは、色んな人たちが色んな犠牲を払って、完成して行くのです
皆さんね、大切に1コマ1コマ観て下さいね!
ここだけの、今だから謝る、お巡りさん、ゴメンなさ~い!」と、おっしゃってましたが
黒澤明監督みたいに「あの家が邪魔だな」と
見ず知らずの方のご自宅の解体を指示なさった方もいらしたし(笑)
メイキング映像などで舞台裏を垣間見ると、ほんの1~2秒のカットに
膨大な時間と手間がかけられているのが、よく判りますよね?
そして…「さて、今年の放送も今日が最終回となりました
まっ、10月から始まった、この『Happy Go Lucky!』なんですけど
どうでしょう?皆さん、楽しんで貰えてますかね?…(『気になりますね』)…ねぇ?
ツイッターなどでね、色んな感想があるとね
ホントに『あっ!聴いてくれてるんだなあ』と、とっても嬉しくなります
もう、独断と偏見で話したり、選曲してるのでね、一貫性がなくてゴメンなさい!
『ナンだ、こりゃ~!』と思ってる人もいると思うんですけどね
まっ、ズルいんですよね(笑)最初からね、言い訳のようにタイトル…
『Happy Go Lucky!』ってね、気楽極楽、行き当たりばったりですよって言ってるし
もう、初めから言い訳してるし、ね?…(『そうですね(笑)』)
まっ、私にはね、こう…1週間が早い!痛感してます
(『そうですねぇ、あっという間の放送のあとの放送…』)…そう!
皆さん、どんな1年でしたか?コロナで1年が始まってね
ずっと…もう、2年以上もこの異常事態の継続で、色んな変化が起きてますけど
もう元に戻れないんじゃないかしら?と思います…(『思う時ありますねぇ』)
そう、でもね、生きてる私たちは、健康で、明るく、楽しく
美味しく、美しく毎日を過ごして、こう…充実した人生を送りたいですね
だから、今、この番組を通じて、少しでも健康で、明るく、楽しく、美味しく
そして美しく過ごせるよう、お役に立てばなと思ってます!ね?…(『そう思います!』)
この2022年も、とってもよろしく楽しく行こうと思ってますんで…
それでは、今年最後のお別れの曲です
『こんな時代もあったねと笑える日』が来ますように、ね?
お別れの曲です…中島みゆきさんで『時代』」を流され
「また来年!良いお年を~!」で番組終了♪
願わくは、このブログを長岡さんや「Happy Go Lucky!」の関係者の方が
目にされることがありませんように…!(苦笑)