ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

へんな・そうぞう

2013-08-23 12:56:20 | ある日の日記

人に話したことはないのだけれど、変な空想に襲われることがたびたびあります。今はそうでないものの、電気をつけずお風呂へ入っていた頃、ふいに蛇が中にいるんじゃないかと考えてしまうことがよくありました。真っ暗な浴室の、黒くさえ見えるお湯の底に、幾匹もの蛇がからみあっていることを想像するのは、なかなか・・・怖いものですね。 足の裏にぬるぬるした鱗がふれてしまうのでは、と思うのもスリリング。

これは浴室に限ったことではなく、ベッドに寝ている時も、足元に黒い蛇がとぐろを巻いているようで、気になって、布団をめくってみたことも・・・。夜中、灯を消した室内で、目が覚めた時など、蛇が足元にいるような気がするってのも、やっぱり怖いな。多分、ロアルド・ダールの短編で、アフリカに赴任した男が眠っている時、ベッドの中に蛇が忍び込んでいたという話を読んだ時から、自分の想像にひきつけてしまったんでしょう。

この事から思いついて、蛇を守り神にする村と、そこを訪れる作家の長編を書いてみようとしたのですが、中途で挫折してしまいました。

それから、髑髏のマークが浮かび上がった蛾を想像してしまうこともあります。こんな奇怪な蛾を飼育している養虫園があったら、どんなに気味悪いだろうかって。 あまり愉快な想像ではありませんが、退屈しないですみます。