ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

冬の日のノエル

2016-01-30 21:06:45 | ノエル

寒い日が続いた数日……数十年ぶりといわれる寒波も、偏西風の影響で北極圏の寒気が流れ込んできたためなのだとか。でも、その原因もそもそもは地球の温暖化だというのだから、自然現象は複雑です。

さて、少し寒さも和らいだ昨日の午後、小屋の中で昼寝するノエル。 なかなかあどけない寝顔であります。

でも、もっと近づいたら起きちゃった
ノエルの小屋は、今を去る30年近くも前、当時家にいたシベリアン・ハスキーのナターシャのために買った特別製。林業祭りかどこかで買った職人さんが作ったもので、こんなに長い年月、代々の犬たちが使っているのに、いまだに隙間風一つ入らない、頑丈な作りなのだ!


朝、起きると、二階の窓のブラインドを開ける私――すると、ノエルは小屋の中から「今、起きたばかり」という風情で目を上げたり、ベランダからこちらを見上げたりして、「おはよう、まゆちゃん」と挨拶をおくってくれるのであります。それとも、「あんた、やっと起きたんかい? 早く散歩へ行こうじゃないか」と催促しているのかもしれないけど…

ある日の日記

2016-01-27 21:19:22 | ある日の日記
今日も寒い。

夜、TVでニュースとして流れていた3歳の男の子が、暴行を受け殺されたという事件。
「1時間以上も、暴行を受けた末の死」と説明がされ、生前の男の子の愛くるしい写真が幾つも画面に映る。こんな可愛らしい顔をした幼い子供に、暴力をふるい死に至らしめるなんて、なんということだろう。 かわいそうでたまらず、逃げるように二階の自室へ行く。


三歳という短い命に、楽しいことやうれしいことが果たしてあったのだろうか……?  親である資格のない人間が今の世の中には、いっぱいいる。ニュースで盛んに報道されるこうした事件を見聞きするたび、今瞬間にも、無残な暴力にさらされている子供たちが、事件の当事者以外に無数にいるかと思うと、やりきれない。悲しい。


加害者の親たちに対して、激しい怒りを感じるだけ。それで、終わってよいのだろうか? と自問する

ああ・・・やっちゃった

2016-01-25 15:11:34 | カリグラフィー+写本装飾
先週末、月一度の写本装飾教室へ。

教室に行く前、いつも立ち寄る「にしむら珈琲店」で、カレーセットの昼食。

今日は、細密画の続きだったけれど、いつも以上にせっかちに彩色してしまった私。 相手は、細密画だというのに、板にペンキを塗るみたいに、建物や柱をぐいぐい塗り飛ばしてしまったのでした…。


何だか、焦ってしまって――といっても、柱の影の部分を思いっきり失敗してしまい反省。どうしよう? 後から修正できれば良いのだけど。

これから、人物の顔や髪(横の紙には練習用のものが、彩色済み)、衣装などを塗っていきます。

1950年代のお洋服

2016-01-25 14:57:38 | コスメ・ファッション

これは、先日、兄の店で買った古着。
褪せたブラウンの生地が、何とも知れぬ味わいを出しているのでありますが、これ、いつ頃の時代のものだと思いますか?

答えは、なんと1950年代! 今から、60年以上も前に作られたカーディガンです。
襟元のタグにも、メイド・イン・カリフォルニアと書かれてあって、時代を物語ります。そして――二か所にアップリケされたのは、なんとプードル!

当時のアメリカでは、プードル犬が爆発的な人気を呼んでいて、ファッションアイテムにも、盛んに用いられたのだそう。他に、黒い豹、フラミンゴなども人気のアイテムだったというのですが、プードルが流行っていたなんて、現代日本に似ていますね。


古着は、ほとんど着ることのない私なのですが、こんなチャーミングな古い服は着てみたくなります(でも、大切に傷めないようにしなければ…)。
古き良き時代のアメリカの女の子が着ていたのだろうな、と思うと心の中に、ポニーテールに結った髪とフレアースカートをはいたアメリカンガールの姿が彷彿とされるのです。

木の葉の色は・・・

2016-01-22 17:48:12 | 本のレビュー
兄の家に、姪の顔をのぞきに行ったり、デパートへバレンタインのチョコレートを買いにいったり……。の日々。
高級なチョコは、また後日に買おうということで、この日は手頃で可愛いデザインのものをいくつかゲット! 「星の王子さま」のパッケージのチョコレートは、本の形をしている上、薔薇のチョコ、王子さまの絵がそのままデザインされたもの、など作品世界を彷彿とさせる作りになっていて、心にくいのであります。後、テディベアのチョコやヴァイオリンのケースの形をしたチョコなど持ち帰って、「ああ、お菓子って夢のあるのものだなあ」と幸せ気分で、しみじみ見ています。


さて、この本。
例によって、図書館から借りてきたのですが、

ページいっぱいに落ち葉の美しい写真と、葉の種類の名前、説明などが、書かれていて、ミニ図鑑の趣。

「落ち葉の呼び名事典」 亀田龍吉著。世界文化社刊。

という本なのですが、実はこの作者の同シリーズ「雑草の呼び名事典」を持っています。これも、雑草とはとても言えないほど、草たちを美しく、情感豊かにとらえた写真と、詳しい知識が際立っていたもの。 私は、自分では植物が好きなつもりで、植物園へ行ったり、図鑑を広げたりしたものの、樹の名前も草の名前も、いっこうに覚えられない始末。

本当に、子供の頃から植物や野草が好きで、それらと身近に接してきた人は(実際に、そういう女性を知っています)、大学の先生などもおよばない知識があり、ガイドもお手のものなのだとか――。 ああ、うらやましい……。  心惹かれてやまないハーブの種類くらいは、見極めがつきたいものなのだけど。


本の中には、秋の世界がぱあっと広がっているようで、ページを繰りながら、思わず「小さい秋見つけた」と口ずさんでしまいそう!

ある日の日記

2016-01-15 21:37:11 | ある日の日記
今日も寒いです。
午後から、近所の行き付けのヘアーサロンに。髪が細くなってしまい、最近抜け毛もひどいのだというと、「秋冬は、毛がよく抜けるものなんですよ」のこと。そうなのか~知らなかった。でも、もちろん年齢的なことも大いにあるので、養毛剤も購入することにしました。
髪が細くなるという点に関しては、「カラーをし続けると、どうしても髪が細くなってしまうんです」のこと。私ときたら、若白髪で30歳になるかならぬかの頃から、髪を染めてきたものね……。 それで、今日はよりダメージの少ないヘアマニキュアにすることにしました。マニキュアするのなんて、10年ぶりくらいじゃないかしら?

後で、オーナーさんが養毛剤の使い方や説明を手書きでびっしりと紙に書いて渡してくれたのが、とってもうれしかった! こんな細やかな心遣いとか、好意とかは、本当に心にみるものですね。

夕食は、母お手製の「鮒飯」。他の地方では、食されるのかどうか知らないのですが、岡山の誇る(?)郷土料理であります。冬の一番寒い頃、脂ののった魚のフナのミンチをごぼう、ニンジン、ネギ、里芋、大根などと一緒に醤油味で煮込んだものを、ご飯にかけて食べるのです。


ああ~、美味しい! もう一杯欲しいぐらいだけど、もうご飯がないので、残りは明日の昼食の楽しみに――。



週末に、会合があるのですが、その時はメンバーが何人もお菓子を持ち寄って、配る習慣になっています。

で、その時、お菓子の傍らに置いたらよいかな?の気分で「ハッピーニューイヤー」のミニカードを白い花と薔薇(そう見えたら、いいというぐらいの代物ですが)で作成。でも、考えてみれば、年が明けて、半月もたつのに、「新年」も何もないですね。 相変わらず、間が抜けている私

楽しい!

2016-01-15 17:28:32 | 本のレビュー

三日ほどかけて、読んだ本たち。
那須正幹さん作の「ズッコケ三人組」シリーズであります。先週、図書館で見かけたこれらの本、小学校の頃読んだ思い出が懐かしくて借りてきたのですが、当時は数冊くらいだったはずのシリーズ。あれから、ずっと続いていて、2004年に50冊を持って完結したのですねえ。知らなかった…。

軽いタッチの娯楽ものなのですが、読んでいて楽しいし、何より文章が軽妙で、読ませる! う~ん、作者の文章は、児童文学のお手本とするべきなのでは? というくらい素晴らしい名人芸!

巻末に載せられた、シリーズの他の本もタイトルを読んだだけで、面白そうでぞくぞく。 主人公のハチベエもハカセも、も~ちゃんも、とってもリアルで感情移入できるのです。
挿絵もチャーミングだし…タイムスリップして、すっかり小学生の気分になってしまう私でありました。

おかしいのでは?

2016-01-13 19:58:09 | テレビ番組
今日、夕食の時、傍らのTVで流れていたニュース。
その中に、和牛の値段が高騰し、その対策のためもあって、乳牛に和牛の子供を産ませることが試みられていると触れられており、思わず、TV画面をのぞき込んだ私。

とても画期的なことのように、言っているようなのだが、これって感覚的におかしいのでは? 倫理的にも、生物学的にも。
効率優先や人間のエゴイスムが、ここからは感じられて、ニュースを見るのがつらくなった。 牛のつぶらな瞳が、画面からこちらを見つめているのが、悲しくて。TVを切る。

今年初めての、カリグラフィー

2016-01-13 19:48:25 | カリグラフィー+写本装飾

今日、思い立って、カリグラフィーのカードを作りました。
といっても、これは、カリグラファー、河南美和子さんのスタジオ「アトリエ・ムーンシェル」で作成されていたのを、HPで見つけて、そのままのデザインで作らせていただいたもの。私のオリジナルなのでは、ありません。

ロンバルディックのキャピタルに、昔の写本で塗られていた技法で、彩色したもの。上の写真は、ウルトラマリンの青で彩色したやりかけ。


これが、完成したカードであります。う~ん、クラシックなカリグラフィーとか飾り文字って大好きだわ。

ある日の日記

2016-01-11 19:03:32 | ある日の日記
ノエルの散歩へ行った後、郵便物を出すため、坂道を降り、スーパーそばのポストへ。

スーパーの前にはバイパスが通り、ひっきりなしに、車が走っているのですが、ポストに投函した後、後ろを振り返る私。

ああ~、夕暮れの風景っていいなあ。街路灯にもぽつぽつち灯がともりはじめ、空が藍色に変わってくる頃。見慣れた風景が、優しく見えます。

まだ、年が明けて、10日ほど過ぎたばかり。とはいえ、空も明るみを感じさせ、春の予感を感じさせます。「新春」って、このことを言うんだわ…。

これで、どこからか梅の香りがしたら素敵ですね。