ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

松ぼっくり2018年合宿

2018-09-13 09:45:55 | 児童文学
月9日、10日と、所属している児童文学サークル「松ぼっくり」の合宿があった。
例年は7月に開催されるのだけれど、今年は西日本を襲った豪雨災害で、ひどいことになってしまい、延期になっていたのだ。

私は原稿用紙にして280枚の長編を提出したのだが、合評もさることながら、メンバーの方達と夜、交わした話がとっても面白かった!

私より年長の方達であるのだけれど、皆さん今まで人生のいろんなことを踏みこえて、ここまで来られたのだな……とか、目からうろこが落ちることがいっぱい。
人生のうまみとか味わいというのは、ある程度年を取ってからではないと理解できないものと痛感。

いろんな意味で、今年も勉強になった二日間でした。

月虹塾9月の巻(まき)

2017-09-18 20:54:59 | 児童文学
   
台風が去り、うってかわった秋晴れとなった今日、「アトリエ・ドゥ・ノエル」で創作塾「月虹塾」が開かれました。
朝10時から、東京から台風を押して来てくださった先生を囲んで、皆で終日ワークショップ。

 グループに分かれて、互いの発想を披露しあい、ストーリーを作るのであります。これって、楽しい。

 昼は、イタリアレストラン「クローチエ」で会食したのですが、大分以前に来た時よりも、さらにおいしくなっている! いつもの例会では、メンバーの方たちとじっくり話す時間は取れないのだけれど、こういう時間が持ててよかった。

 創作をするには、もととなるアイデアや着想に魅力がないとアウトです。その意味で、こうしたトレーニング法があるということは、目からウロコ!だったであります……。
夕方4時まで、和気あいあいと話し合った後、それぞれが家路につきました。

 9月に入ってから、夏の疲れが出たのか、一日の雑用をするのもしんどいよという感じだったのですが、「月虹塾」でパワーをもらいましたです。
いつも、スケジュールの段どりや、細かな配慮、メンバー間の連絡をして下さるOさん、本当にありがとうございました。 

松ぼっくり2017合宿

2017-07-18 18:53:48 | 児童文学
所属している児童文学サークル「松ぼっくり」の毎年夏恒例の合宿。

今年は、「サンロード吉備路」で開かれました。14名の参加。車で、くねるような山道を走ってゆくと、五重塔や古墳が見える風光明媚な平野が開けます。古代吉備の国があったと伝えられ、「こうもり塚」とかいろいろ興味深い遺跡が点在し、とっても魅力あるロケーション!

午後1時に集合して、間10分の休みを挟んで、5時間にわたる合評会……決してほめ言葉など出ない、かなり辛口の批評が会員の口から次々出るのですが、これこそが醍醐味なのであります。翌朝も朝の8時半からお昼まで、上記のような合評があるわけですが、とっても充実感があって面白い!

国民宿舎とはいっても、施設も比較的新しく、夜も会食しながら、長くおしゃべり。年上の方が多いので、「こういう人生経験を経たからこそ、この作品が生まれたのだな」と思いを巡らせるのも、交流会あってのものでせう。

朝ごはんを食べた後、宿舎の上で飼育されているタンチョウヅル(丹頂鶴)を見に行ったのですが、世界でも約三千羽しかいない、絶滅危惧種なのだとか。頭の上に真っ赤なベレー帽のような赤い羽毛があり、お尻のところが黒く、とても美しい鳥です。 今年5月の生まれたばかり、というヒナも二羽いて、とても可愛かったなあ。

松ぼっくり2月例会

2017-02-21 15:59:28 | 児童文学
先週末、倉敷であった「松ぼっくり」の例会。 先月と昨年末の忘年会には、用事のため出席できなかったので、三か月ぶりの出席となりました。
母が、「ちょっと美観地区あたりを、久しぶりに歩いてみたい」というので、11時ごろ、車で出発。

2月という、冬の厳しいシーズンのせいか、さしものウィークエンドの観光地も人が少なめのような…?
「林源九郎商店」などの新しいランドマークも定着し、古くからの天領地も新たな顔を見せ始めています。
 
数か月前、訪れて美味しかったレストランへ行ってみたらば、何だか店内の雰囲気が違う。働いている人も全く違うので、尋ねてみたところ、経営者が変わったのだそう。
う~ん、仕方ない。 パスタランチせっとをオーダーしましたが、そんなに美味しくもない。 食事を終わった後、母と上記の「林源九郎商店」をのぞきましたが、いろんな雑貨が並んでいて、面白い。
わたしの趣味とは外れるんだけど、こういうレトロっぽいのも目新しくていいです。 「つづきの絵本屋」(美味しい紅茶とスコーンも楽しめるという、もと司書の方がやっているという絵本専門の書店)へ行ってみるという母と別れ(後で聞くと、わざわざ行ったのにかかわらず、「定休日じゃないはずなのに」閉まっていたそう)、「松ぼっくり」へ。

夏の合宿場所を例年とは変更するかを話し合い、参加者の作品批評。いつも思うのですが、「感想」だけ言ってたら、ダメだなあ…。相手の作品の足りないところも、見つけてきちんと指摘せねば。 
と思いながら、作品の読み込みの足りないことに反省しましたです。


要約筆記の方が来られないので、Sさんが隣りで、皆さんの発言をメモしてくださいました。いつも、その好意に感謝です。本当に、ありがとうございました

月虹塾

2017-02-03 20:58:00 | 児童文学
松ぼっくり」でも、お世話になっているOさんの呼びかけで始まった「月虹塾」(げっこうじゅく、と読む)。
今年から、始動することとなった本格的な創作塾であります。 私も参加することとなったのですが、まずは自分の書く作品のプロットを作ることから始まるのでした。

プロット……今まで作ったことはほとんどなかったなあ……。しかし、これからは気の向いた時、書くといういい加減なものではだめですね。趣味という生半可なものではなく、応募もしてみなければ。(しかし、賞はあれこれ種類があって、規定もある。それを調べるのも、やっとこれからというありさまなのですが)

松ぼっくり87号

2016-12-18 21:01:40 | 児童文学

所属している児童文学の同人誌「松ぼっくり」の87号が手元に届きました。

今回、私に配布された冊数は15冊。私は創作ではなく、アウシュビッツと文学についての評論を載せたのですが、誰に差し上げるか、ちょっと思案中です(あまり、在庫がないので)。

季節風大会

2016-11-02 23:15:53 | 児童文学

先週週末、東京へ行ってきました。 「季節風大会」に初参加するため。

「季節風」とは、なんぞや? と言われそうですが、実は私も昨年入会するまで、この同人誌の存在も知りませんでした。
全国の児童文学の書き手が、年一回、東京は本郷に集結して1泊2日の合宿をする――それが、「季節風大会」というわけなのですが、行ってみて驚いたのなんの。
かなりのカルチャーショックでありました。

東京大学近くの古~い、古い旅館で催されるというので、すぐ足を運んだ私ですが、最初は旅館(鳳明館というところ)の佇まいに、びっくり。だって、あんまりに古びて、時代を超越してるんだもの。「こりゃ、絶対戦前の建物だわ」と確信し、聞いてみたら、戦前はおろか明治の頃にさかのぼるのでは? のお言葉。

そして、廊下には、レトロなというか、時代から取り残された風情のトイレと洗面所が……洗面所は長~いタイルに蛇口がずらりと並び、コップが上にいくつも並べられている。真正面には、窓があり、その向こうにはこじんまりした庭が見える。
そして、原稿の合評をする部屋(泊まる部屋でもある)は古びた畳がしかれ、机をギシギシに並べて、白熱の論評が行われるのでした。何だか、昭和の昔に帰ったみたいな感じ。

はっきり言って、生原稿を読むのって疲れます。私も初めて書いた長編に少し手を入れて220枚近くの枚数になったのですが、それ以上の枚数の方が何人もいらっしゃいました。生原稿というのは、精製されていない穀物のように、「生」のままの香りが濃厚なのかもしれません。
ジャンルごとに分科会という、グループに分かれ、それぞれが10人くらいで構成されています。互いの原稿を容赦なく、手厳しく批評しながら、気持ちの良い空気が流れていたのは、初対面であるにもかかわらず、「同志」だという意識の表れだったのかも。


これは、あのケロリン風呂桶であります。この旅館には地下に降りるみたいにして、古色蒼然とした木の階段があり、女性用とさししめされている方には、何と「ローマ風呂」の表示が! ローマ風呂とは何ぞや?と入浴を楽しみにしていた私。 答えは……円形に黄緑色のタイルが張られた大衆浴場。

そりゃ、古代ローマの公衆浴場のように壮麗なものを期待していたとは言いません。でも、「円形」というところだけ、確かにローマを彷彿とさせて、思わず笑ってしまいました。
そして、ここで初めて使った「ケロリンおけ」。 黄色い洗面器なんだけれど、何とも愛らしく、ファンになってしまいました。
名前だけは知っていた「ケロリン」に会えたのも、うれしいですね。

     
翌朝、二日目の合評が行われる前、作家の方に連れて行って頂いた東京大学への散歩。昔、訪れた時も思ったけれど、赤門は重厚で、朱色が美しい。
日曜日のせいもあって、学生の姿はまったく見えません。「三四郎池」への道を降り立つと、雑木林のような木々が覆いかぶさって、池というよりまるで深い「淵」のようです。
ここも、昔来たことがあるのですが、こんなところだったかな? 池の水は薄緑によどんで、太った鯉(東大生が、エサをやっているのだろうと推測)が幾匹も、悠々と泳いでいました。

時がとまったような旅館と、そこで行われる長時間の合評。聞けば、季節風には、今、200人ちょっとの会員がいるのだそう(38回目の大会というから、ずっと続いてきたのですね)。 世界は広いとしみじみ思います。


要約筆記

2016-09-20 22:09:42 | 児童文学
松ぼっくり」の9月の例会があり、行ってきました。
実は、今日は私にとっても人生ではじめての試み。  なんと、「要約筆記クラブ」というところに依頼して、要約筆記者の方についてもらうことにしたのです。

これまで、一対一の会話はOKとしても、多人数での集まりでは、会話を聞こえないものとしてスルーしていた私。大事なことだけ隣席の人に筆談で書いてもらい、場の「雰囲気」を感じることに徹していたのでけど…。しかし、今度東京で、大掛かりな合評会に参加することとなり、要約筆記の人についてもらった方がいいとアドバイスされたのです。

例会の間じゅう、隣の筆記者(ノートテイカーというのだそうです)の書かれた文章に目を通していくのですが、次々と書かれる言葉、文章――う~ん、こんなにびっしり書かれるなんてやっぱり一人ではなく、二人の筆記者がつくはずですね。  それにしても、人が集まると、あんなに多くの言葉が飛び交ってるなんて知らなかった……。


目からうろこの体験でした。 でも、世の中にはこんなことをサポートしてくださる人たちもいたのですね。 これだと、講演会も行けそうでうれしいです!

夏の合宿

2016-07-22 21:48:51 | 児童文学

岡山児童文学会(松ぼっくり)の夏合宿に行ってきた。
自宅から、1時間半ほど車を運転して、海辺の国民宿舎まで――ここで、一泊二日の合評会が開かれるのだ。

私は、175枚の原稿を提出。これくらいだと、長編といっていいのかしら?  夜、食堂でご飯を食べている時、どんどん夕闇が迫ってきたのだが、水島の工業地帯がライトアップされて、綺麗!  何でも、夜のコンビナートを船の上から見て楽しむナイトクルーズもあるのだそう。 昼の工業地帯は、素っ気ないのに、この変貌はいかがしたことか?

夜の懇親会も楽しかった――私の作品(ミステリー調のファンタジー?)も、思ったより評判が良くてホッ……。

しかし、合宿までも1週間あまり忙しかったせいか、帰宅したとたん、疲れがドッと出たのであります。4,5日はぐったりして食欲もなかったけど、今日あたりからようやくものが考えられだしたよう。  夏バテに負けないよう、これからも頑張る、と誓う私でありました。

原稿のこと

2016-06-17 17:06:09 | 児童文学

夏の合宿に提出する作品。 取り掛かる前は、「これを書いている間じゅうは、毎日書かねば」と思っていたのに、疲れていたり、忙しかったりする時はパソコンに向かうこともなかった私――自分の意志の弱さやスタミナのなさに腹が立つ。

次は原稿用紙250枚~300枚以上の作品を完成させたいと思う(200枚以上ないと長編小説と言えないと、どこかで書いてあった。一般文学と児童文学では、少し概念が違うのかもしれないけど)。