のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

danse des oiseaux

2013-02-10 | のどのどぬ人

2月10日
全日本アンサンブルコンテスト第40回東北大会@仙台市民会館

アンサンブルコンテストの東北大会が終わりました.
いただいた賞は銀賞でしたが, 間違いなくこれまでで一番いい(しっくりくる)演奏だったと思います.

閉会式で審査員の先生からあったお話は, 「今日の演奏はどれも感心はしたけど, 感動はしなかった」というものでした.
失敗しないように, 無難に演奏している.
そつなく上手なんだけど, その向こう側, 人の心に来るところまではいっていない, と.

結果発表前にそんなことをおっしゃるのはある意味 勇気が必要なことだったと思うのですが, その先生はこう続けてくれました.
でも, このステージはたった一度だけの, 大事な大事なステージ.
今の, このライヴをもっと楽しまなければもったいない, と.

あぁ, まったくその通りだなぁ…, と僕はひとり客席で思っていました.
もちろん, 楽しむためにはたくさんの練習が必要です.
そのうえで, 失敗や心配を越えてステージを楽しむためには…, はい, やはり練習あるのみ, なのです.

生徒も, 僕自身も, 多くのことを学んだコンクールでした.
また, 精進いたします.

(ド:午前中 県民会館(東京エレクトロンホール宮城)のリハーサル室を練習場所としてお借りしたのですが, 4階の廊下にずっと鳴り響いていた重低音…. 何かなぁと思っていたのですが, 会場を出て目にした とびきりファンキーなみなさま方の行列で分かりました. この日, ホールではthe GazettEのライヴがあったのですね…)

euphonium

2013-02-09 | のどのどぬ人

2月9日

9日・10日と, 米沢市の上杉公園では雪灯籠まつりが開催されています.

ということで, 午前中はおまつりのステージ部門で吹奏楽の演奏をさせてもらいました.
幸いにも今日の天気は晴れ.
それでももちろん寒かったのですが, 普段よりは若干(若干!)暖かいなか, オープニングステージを飾らせてもらいました.
ダンスを交えた短いステージではありましたが, 吐く息がキラキラと白く輝くなか, 多くの方々に聴いていただくことができました.
ありがとうございました.

昼からホールでアンサンブルの練習を見たあと, 夜は明日のアンコン東北大会に合わせて開催された その名も「東北吹奏楽を語る会」という先生方の集まりへ.
「練習試合」というようなものが(当然ですが)無い音楽の世界では, こうしてお話をさせてもらう機会というのは本当に貴重です.
ほとんど一ファンとして, 東北6県から集まった たくさんの憧れの先生方とおはなしさせてもらいました (情熱大陸で拝見して以来(そうでした, あの番組を観てBob Chilcottの「A Little Jazz Mass」を定演のアンコールでうたったのでした…)おはなししたかった八軒中学・高田先生は, 米沢からだとお伝えしたら「あ, 雪割納豆!」と, とても気さくな方でした).

不安と安心の境目.
それをみんな探しています.
ても, そのボーダーは大きな溝なんかではなく, ほんの些細なもの.
大人も子どもも, みんなそれを探してるけど, 確かな線なんて無いんです.
試行錯誤あるのみ.
さまざまな県の, さまざまな校種の先生方とおはなしして, 勇気づけられ, ちょっと安心しながら そんなことを思った一日.

(ド:2次会で連れてってもらった「宝島」というお店. 吹奏楽マニア(?)が集まるお店で (BGMはコンクールの課題曲でした…, う~ん…), 管楽器の名前がカクテルの名前になっているのですが, 「ユーフォ」はホントに「ユーフォ」って味(微妙なカルピス…)で (すみません…), 先生方一同 納得してしまいました)

それはチック・コリア「スペイン」の楽譜を初めて見たときのような感動(あぁ, こうなってたのか…, と)

2013-02-04 | のどのどぬ人

2月4日

インフルエンザ罹患者が順調に増え続けている部活動ですが…, ブラスは今週末の米沢市・上杉雪灯籠まつりのステージ(土曜日)と, アンサンブルコンテストの東北大会(日曜日)へ向けて(ウイルスと闘いながらも)ラストスパート中です.

雪灯籠まつりのステージはかつて のどのども出させてもらったことがありますが…, 寒さとの闘いです.
かじかむ指と凍てつく顔面….
万全の対策で臨みたいと思います.

アンサンブル(木管6重奏)はトマジの「春」を演奏します.
今日はオーボエの先生に見ていただいたのですが, 今日のレッスンでは「音がぶつかったり離れたりするところに出てくる, 心のひだの感情」をしっかりと汲み取って表現すること, それが大切だとの言葉が印象的でした.

トマジの「春」は, 大小さまざまな鳥が春の喜びを歌い上げるとってもトロピカルで可愛らしい曲です (メシアンの鳥たちよりもなんとなく素朴な感じ…).
鳥たちは ときにとびきりファニーに, ときに微睡みながらそれぞれのやり方で鳴き, 一方で吹き矢のような鋭い口笛を吹いたかと思えば, 一方で愛のうたをゆったりと飛びながら奏でたりします.
ずっとこの曲に触れていると, 人間の概念でいう言葉(たとえば日本語)なんて無くったって感情を様々に表現してコミュニケートできるんじゃないか, きっと動物たちはとっくにそうしていて, 上手く伝わらない「言葉」なんていう不便なものを未だに使っている人間たちを鼻で笑いながら眺めているんじゃないか…, と, そんなことを思います (ところで, 鳥の歌といえばカザルスにもカタロニア民謡があるし, 実は色々あります).

インフルエンザに罹ってまだ6羽揃っていない鳥たちですが…, 次はどんなうたを奏でるのか, 練習すればするほど楽しみになります.

(ド:先日訪ねた山形市の「IL BLU」というお店. 寒鱈を全て使ったスパゲッティ」という名前のスパゲティ (肝, 卵, 胃袋, 腸, だだみ…), あぁ, 幸せでした…)

「難しいこと, ならばなんとかなるんじゃないか, と思う」

2013-02-03 | のどのどぬ人

2月3日

この間 山形新聞へ書かせてもらった合唱のコンサート評.
その記事を読んでくださったという まさにその合唱団の方から先日ご連絡をいただき, ご一緒に食事をいただくことになりました.

…ということで, 午前中ブラスの合奏をした後 (今日 初合わせをした真島俊夫さんのアルトサックス・コンチェルト, とっても素敵な曲です), いざ葉山温泉・葉山館へ.

記事へのご意見・ご批判を全て受け止める覚悟でお邪魔したのですが…, みなさま, なんというか音楽を, そして人生を楽しんでいらっしゃる, とても素敵な方々でした (すみません…).

楽譜は全く読めないとおっしゃいながら, 毎回のレッスンをすべて録音して何度も何度も聴き, あんなにもたくさんのラテン語曲を全て歌い上げた方.
合唱を始めてから自分の弱点は息の使い方にあると気が付き, 丹田呼吸法の市民講座へ通い始めたと言う方.
そして, 演奏会が終わってかなり経ったけど, 未だ抜け殻のようだ, と(それだけ音楽に向き合った日々が充実していた, と)本当に残念そうに言う方….

とても素敵なことだと思います.
偉そうに言うつもりは全くないのですが, 色々ある日々のなかで音楽に触れられる喜びを存分に感じられているというか (みなさま僕の母親より年上の方々です), 音楽を通して人と関わりあえることをとても大事に感じられているというか…, なんだか背筋がすっと伸びるような感じでした.

合唱団の指導と指揮をされていた先生が残念ながらこのたび山形を離れられるということで, 次回のコンサートは予定されていないとのことですが…, でもきっとこの方々はまたステージに立つだろうな, と, 確信をもってそう思った日曜日.
とても天気がよく, 穏やかな日曜日でした.

(ド:「苦しいこと, なら逃げるけど, 難しいこと, ならばなんとかなるんじゃないか…, と思って立ち向かえる」. 小説を書くのはそんな心境だ, とそんなようなことをこの間の情熱大陸で田中慎弥さんは言っていました)

jongleur

2013-02-01 | のどのどぬ人

2月1日

病院に行って健康保険証を提示し学校関係かと聞かれてそうだと告げた途端, 即個室へと隔離されたのが月曜日.
インフルエンザの検査はマイナスだったのですが…, どうにもこうにも咳が止まりません.
今日もう一度 病院に行って来たのですが, 「周りにマイコプラズマだという人は居ませんか」とのお医者さん発言.
マイコプラズマ…, なんでしょうか, その強そうな響き….
インフルはクラスに数人いるのですが (今朝もまた一人連絡が有りました…), マイコプラズマは居ません.
恐る恐るそう告げたのですが, でも念のためマイコプラズマの抗生剤を出しときますね, と, 有無を言わさずお医者さん. 
いったいどうなるのでしょうか, このからだ.
2月になりましたが, もう少し摂生したいと思います.

さて, そんな暗い話は置いておいて…, お知らせがひとつあります.

高校のときの同級生で, 今は茨城で酪農家として暮らしている小里郁ちゃん.
素敵なブログ(http://ameblo.jp/kozaiku/)があるのですが, 手作り雑貨(「Oi ツグタナ」というブランドのラインナップがブログで紹介されていますが, どれも素敵です)の製作から地元ワインのラベルづくりまで, デザイナーとしても大活躍中の才能あふれる人です (以前, のどのどのアルパカ・カードもデザインしてくれました!)

一昨年(たしか…)ひょんなことから連絡をもらって, のどのどの音楽や文章を手に取ってくれていたのですが…, そんな郁ちゃんが毎月発行している「酪農白日記(Dairy White Diary)」という壁新聞があります.
そこに毎回様々な書き手が文章を繋いでいくリレー小説のコーナーがあるのですが, 今回(2013年2月(vol.5)号)そのバトンを受け取らせてもらいました.

その壁新聞, セブンイレブンのネットプリントで出力できるようになっています.
僕も今日初めて利用してみたのですが…, 便利な世の中です (笑).
コンビニで思わず おぉっ, と言ってしまいましたから.
よろしければみなさま, 是非お手に取ってご覧くださいませ.
ネットプリントの番号は「50371886」で, 2月8日まで出力可能とのことです.

そしてみなさま, インフル, マイコプラズマ, 腸炎…, どうぞくれぐれもご自愛くださいませ.

(ド:ジョングルール, 吟遊詩人)

のどマガ第96号

2013-02-01 | メルマガ・新聞

のどのど便り第96号を配信いたしました。

今月号のお品書きは…、

▼焦り、ふたたび(ツキモトクミコ)
▼三十七度四分(ドイヒロカズ)
▼踊る人々、踊りたい人々(チダショウコ)

となっております。

どうぞのどのどとご覧くださいませ。