5月8日
宮城県の県南、亘理町にある幼稚園へ、打合せに行ってきました。
職員室の入口の脇に、こんな小さなお堂が。
「今日は午前中、花祭りだったんです」園長先生が教えてくれて、
ふと、いい香りがすることに気づきました。
なんとこのお堂の屋根を飾っているのは、全部、生花なのです!
(旧暦では今日だったのですね。)
100人以上いる園児たちみんなに、お花を一輪ずつ持ってきてもらって、
それを先生方が、朝から飾ったのだそうです。
なんて素敵なんだろうと思いました。
今、在園している子供たちは、震災当時1~3歳だった子たち。
そんなに小さくても、怖かった記憶はしっかりと残っていて、
今でも避難訓練の非常ベルの音に、パニックになってしまう子もいるそうです。
でも、訓練はみんなを守ってあげるためだからね、と話して落ち着かせるのだそうです。
仮設から通ってくる子も、福島から既に移住を決めた家族もいるそうで、
まだまだ、できることはきっとある、と思いながら帰ってきました。
(ゆ)