のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

水面に映る満月、ゆらめく。

2013-05-03 | のどのどぬ人

5月3日

午前、シニア劇団「まんざら」公演鑑賞。
シニアだけで演れてしまう、いえ、演ってしまうところが、素敵。
でもいわゆる“間合い”というものが8割方、ワンテンポ遅くて、
見ているこちらが、舞台のテンポに合わせながら見ていく、という感じ。
ついには、劇の終わりが、いまいち終わりらしくなくて、え?ここで?と拍子抜け。
シニアの元気な姿に、こちらも元気をもらいつつ、
演劇が演劇として見える条件、のようなものについて、考える。

午後は“コア・ド・ロゾー”の演奏会。
メンバーは仙台フィルのオーボエ奏者西澤澄博さんと、クラリネット奏者ダビッド・ヤジンスキーさん。
それにダビッドさんの奥さんである、オーボエ&コールアングレの山岸亜貴さん。
ジョスカン・デ・プレからダビッドさんの師匠の現代作品まで、多彩なプログラム。
西澤さんの音色は輝くような、華のある音色。
色彩豊か(ということがオーボエは難しいけれど)でもあって、どの曲も良かった。
ダビッドさんのクラリネットは、先日聞いた川上一道さんとも全然違う音、でも、巧い。
2人の共演なんて、いつか聴いてみたいなぁ。本当に多彩でした。
また、このアンサンブルの演奏会があったら、出かけてみたいなと思った次第。

そして夕方は、仙台市博物館の「若冲がきてくれました」展へ滑り込み。
若冲だけではなく素晴らしい作品が来ていたので、このタイトル、良かったのかよくなかったのか、、
応挙の「赤壁」という、水墨画の地味な掛け軸が、私は一番好きでした。
水面に映る月が揺れて、なんとも風情がありました。
こういう人気展覧会の難点は、好きな絵の前にぼーっとしばらく佇むことができないこと!

そんなこんなの連休初日は駆け足!自分の足では4日分、今日一日で歩きました…

(ゆ)