じっと 待って きっと 来い

8月14日
秋田南高校吹奏楽部・全日本吹奏楽コンクール3年連続出場記念特別演奏会＠秋田県民会館

暑い日が続いています.
そんな中, 秋田へ行ってきました(暑かった…).

2月にその演奏を聴いて以来, 気になって仕方がない(！), 秋南吹奏楽部.
ものすご～く難しい曲を, みんな楽(そう)に吹くのです.
しかも, そりゃ反則だよ高校生, って, 泣かせる音で….

今日の演奏会もそんな音に溢れていました(でも, なにも「銀河鉄道999」で泣かなくてもいいんです(自分のことながら)…).
なんでしょうか, あのパワー, waveは.
顧問の阿部先生に伺うと, 毎週末のように演奏会やレコーディングが入っているんです.
だというのに, あの完成度(パフォーマンスも素晴らしい).
お見事です.

現役の生徒と, 何十年も前の卒業生とが一緒に演奏できるというのも, いいなぁと思いました.
第3部で演奏されたアイーダ(第2幕第2場)は, アイーダトランペットの部分を金管セクションが2階席で演奏(キラキラ心地よい).
バンダは現役の生徒, ステージ上は卒業生, といった具合.
その共演があのレベルで行われるというのは…, ちょっと他には無いと思うのです.　
素敵な演奏会でした.

聴く人を幸せな気持ちにさせる高校生.
憎いなぁ(笑).
千秋公園の蓮の花も見事に咲いていて, なんだかとっても優雅な日曜日.
※一方, そのころ酒田では「街かどコンサート」(さかた街中キャンパスほか)が開催されていました～.

(ド：キセル「うぶごえ」)

きれいになってよかったね

8月13日

3月11日、夜中までラジオをつけながら、
余震と福島第一原発と、家族と連絡のつかないことが不安で仕方なかった震災の夜、
とくに心配だったのは港町・塩釜の叔母たちの安否。
幸いにして命はみんな無事だったけれど、
港近くのふみこおばちゃんの家は、胸の高さまで津波に浸かった。

4月1日、やっとJRの代行バスで塩釜まで行けるようになり、
母は東京に避難したふみこおばちゃんの家の、着物の整理に。
泥はボランティアの方たちがすっかり掻き出してくれていたらしい。
でも、町中に何とも言えない潮と泥の臭い。
この着物は、その時に母が持ち帰ってきた着物。
箪笥の中で海水に浸みていて、タトウ紙には細かい砂が残っていたという。

今日、浴衣を着ようと思い立ち、ついでにと家中の浴衣に風を通した。
見たことのない着物だな、と思ったら、そのふみこおばちゃんの着物だった。
写真ではうまく撮れなかったけれど本当に綺麗な紫色の、かわいい着物。
また、きれいにしてもらって、よかったね。

(ゆ)