のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

予感と結果。

2009-08-21 | のどのどぬ人

8月21日
山形交響楽団米沢演奏会

ゲネプロ中、舞台裏の廊下を通り抜けたとき、お?!とちょっとびっくりするくらいいい音が聴こえてきて、それは紛れもなく山響の出している音だった。モーツァルト?と一瞬思ったくらい軽やかなベートーヴェンのピア協。そして(ツキも来てくれていた)本番、ところどころを舞台袖で聴いたドヴォ8も、とてもよかった。阪哲朗さんの指揮は、重心が低い。でも、音楽が重くない。生命力に溢れていて求心力がありポジティヴでナイーヴなんだけど、飯森さんのそれとはまた違う。それぞれ違う良さ。それをこんなにくっきり感じたのは初めてのことだった。楽屋では(年上に失礼だけれど…)品があってとてもかわいらしかった田部京子さんは、ピアノの前に座ったらあたりまえだけれど別人のよう。ペダルを控えめに、シンプルに響かせるオケとのコンパクトな対話が聴こえてきて、さすが!と思う。
終わってみると全体の反省はやっぱり色々あったのだけど、でも、今日はなんだかよかったな、とへとへとになりながら誰もいなくなった駐車場で思う。

(ゆ)