8月1日
向井山朋子「wasted in 鳴子」@鳴子“生きる”博覧会
2年前にご一緒したピアニスト/アーティストの向井山さんのコンサートに、ツッキーと出かけました。会場はなんてことのない体育館のような場所。片側一面のガラス窓の向こうには大きな木が茂り、コンサートが終わるまで蝉が啼き続けていました。バッハの「ゴルドベルク変奏曲」をベースに、とある共通の体験をした女性たちから返ってきた言葉や映像、写真etc.が、バッハの合間に織り込まれていきます。向井山さんのバッハは抜群によくて、その音楽だけを聴いていたいとも思うのだけれども、映された映像が目に入ると、ちっともそうはさせてくれません。普段の生活では触れられることの決してない自分のからだ(もしくは心)の、とある「場所」の存在を気づかされたような、私にはそんな風に感じられた時間でした。会場、演奏、演奏者と観客とのあいだでやりとりされる「熱」のようなもの。それは、その後、どこへ行ってしまうのだろう、というのが向井山さんが知りたかったこと。この続きはどうぞこちらをご覧下さい。
http://wasted.nl/
※写真は会場の近くにあったお豆腐やさん。ついつい寄り道。
(ゆ)