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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

録音試聴

2008-06-03 07:43:47 | 活動報告
昨日、CDレコーディングの試聴が行われました。
レコーディングの録音状態は、やはり1日めより
2日めのほうが良く感じられました。
ただいろいろと問題点が多く、
特にこの「パヴァーヌ」はいちばんの難題でした。


まず、このこのフルート2本、サックス、ホルン2本、
そしてピアノという特殊な編成は音のバランスがとりにくく、
原曲どおりのfis-mollという調性はピッチが合わせにくいです。
さらに、フルートの最低音が出て来るソロの部分と、
盛り上がった中間部では音量の差が著しく、
7分の全曲には途中で録音のバランス調整ができるポイントもありません。
マイクは3点吊りマイク、コンデンサーマイク、
そして床に置いて音を録るバウンダリーマイクが使用され、
自然な音響とバランスを目指しましたが、
録音、演奏ともなかなかリスクが高く難航しました。
原曲の録音が少ないことがうなずけます。


でもこの「パヴァーヌ」についても、
たくさんの方に聴いていただき、ご意見・ご感想など
叱咤激励していただくことが何よりの喜びです。


この夏より、ゼミOBと現役の共演が実現する予定です。
その第1回は8月22日(金)に予定されている
長野・鹿教湯温泉の斎藤ホテルでのロビーコンサートです。


そして、いよいゼミOBのホームページブログへのリンクが、
現役ホームページにもできました。
あの陽気で楽しい卒業生たちの写真も少しずつアップされる予定です。

裏舞台

2008-06-01 07:04:03 | 活動報告
CDレコーディングの調整室の中です。
この部屋はひとつ上の階にあり、
演奏者や録音スタッフ以外の関係者は来ない中、
いい音を録ることにプレッシャーを感じながら
ひたすら音をチェックするチームです。


この2400室には状態の良いスタインウェイのピアノが2台あり、
音響も録音にはとても良いと感じられるのですが、
残念ながら録音機材等は古いものばかりで、
ほとんど使われていないそうです。
写真は左から音響デザインコースの真鍋君、チーフの中島君、
音楽学の清水君、記録をしているピアノの三森さんです。
中島君の前にあるのがマイクのミキサー、
真鍋君はMacのパソコンで、清水君はDATで
万全を期して二重の録音をしています。


今だから話せることですが、
1日めの録音中にDATのテープが切れてしまいました。

清水~~~


巻き戻したら切れてしまったようですが、
終わってみるまでわかりませんでした。

また、今だから話せることですが、
2日めはまだ演奏しているのにDATのテープが終わってしました。

清水~~~


録音テイクが多く、演奏時間がテープを超えてしまったのです。
パソコンで録っているので一応大丈夫です。


注:以上のトラブルは、別に清水君のせいではまったくありません。