金四郎 たのんまっせぇ~

夫、老柴犬金四郎と南房総に移住して16年を過ぎ、今や身も心もすっかり房総人。亡き愛犬との思い出と共に綴る日々の出来事

あれから5年です。忘れないために・・

2023-08-17 22:28:12 | つれづれ思うこと
もう5年経ちました。
夕方、車で30分ほどの館山のホームセンターの帰り道の車の中で、携帯が鳴って・・
その日、ゴルフに行ってる夫から。
何?って、道の端に止めて出たら、苦しそうながんの後遺症でかすれた声がもっとかすれて、車が正面からぶつかってきた! と、、。
始めは何の事やらで、理解に暫し苦しみながら、何回か聞き直したような・・・とにかく交通事故に遭った!
で、俺は大丈夫だから、来るなら気を付けて来い!と・・。

何だか理解もちゃんとできないまま、とにかく落ち着いて、と自分に言い聞かせて、必死で現場に向かったあの時!
思い出してもぞっとするけど、とにかく生きていてくれた!

その交通事故で、もう途中から大渋滞。
羽根が欲しかった気分、思い出しています。

当時18歳で、その4月に免許取得して就職したばかりの女性、友達を助手席に乗せて、真正面から夫の車に突っ込んで来たと、、その真ん前に高級ホテルがあって、その駐車場の出入りの為に取り付けてあったビデオにしっかりと映っていて、警察の参考になったということで、夫には何の非もないことは明白でした。
原因は運転した本人にも自覚がない! それはショックで思い出せないのかも、、でしたが、多分居眠りでしょうと、保険屋さんが・・。
友達を乗せてて、居眠り! 

現場に着いたときはすでに救急車で夫は運ばれ、警察官が意識はちゃんとありましたから、、と。
まだ相手方の応急処置がされて救急車が一台残ってたから、二人の内のどちらかが未搬送だった状態。

取りあえずと、色々、聴取を受けた時のこと、何故か異常な冷静さで応対してた気がします。

思い出したくもない出来事。
でも、決して忘れてはいけないこと。
だから、こうしてまたか!と思われてもこの凄い状態を載せて、運転する人への自分も含めて警鐘にしたく、、です。




押されて後ろのガードレールに当たった傷。

車内にはバルーンもしぼむ位になってて、ガラス片が飛び散っていた。

ゴルフ疲れもあって、スピードは控えめで50キロはオーバーしてなかったと思うと、法定速度内で走って、、、


相手側の車。軽自動車で、あちらの二人の方が重症でした。でも命があったのは、こちらとしても幸いでした、、いくらあちらが悪くても命失くしたらねぇ、、後味悪いですから。

共に生きていてよかった・・・。
車を査定に行ったかかりつけの車屋さん、保険屋さんが、よくあの程度で済んだよね。と、、
運び込まれた検査場の方も、久しく見ないひどい状態だ!と言われたけど・・・。

夫は首の痛みは強かったけど、頸椎損傷はなく、でも、胸骨、肋骨含めて5か所の骨折と膝、手指の一部縫合を要する傷もある擦過傷。全身打撲との診断。
骨折はシートベルトで押さえつけられたせいだという。でも、もしシートベルトしてなかったらフロントガラスを突き破って、死んでましたよ!と、改めて警察に事情聴取に行った時に言われた言葉が耳をはなれない。
あちらが軽自動車で、こちらが事故には強いと言われる日本製の普通車であったことも幸いしたようだった・・。

とにかく自動車は走る凶器であることは間違いない!

夫はそれが原因かわらかないけど、この事故以来、運転恐怖症もついて回って、しばらくゴルフ行くのもギリギリだったけど、行きたい気持ちがそれを克服させてくれた。
でも、今でも年も手伝って遠乗りはもう好きじゃないという。
一年以上かかった、痛みや行動の鈍さも、コロナが収まったら、二人でドライブしながら旅をしましょうね、と心ひそかに思って、楽しみをもっていた私の気持ちは、果たせそうもない。
でも、生きていてくれた、強い気持ちで肉体、神経、色々を克服してくれた、それだけでも充分だと思う。
イヤそう思わないとやっていられない!

当初は未成年ということもあって、親御さん対応がほとんどだったが、3か月の入院の後、退院の時挨拶にお母様と来たけど、何も言葉発せずのあの女性。
夫は一切の応対に出ることなかった。私は怒っても仕方ないと、出来るだけ冷静に応対したけど、親御さんの気持ちを思うと、、あちらの方がものすごく取り乱してて、、夫の所に謝罪に来た時も、自分の娘がどうなるか、、と泣き出す母親に私が慰めるほどだったから・・・。
彼女、
家族に守られ、命あったことに感謝してるだろうか・・・迷惑かけた相手に本心からではなくても、許しをもらったことに思いはあるだろうか・・。

今は知るすべもなく、また知りたいとも思わないけど、大きな自覚ないまま大人になっていなといいな。

今日、夕食の後、あの事故から今日でまる5年よ!と言ってみた。
夫は、今日だったか?と一言聞いただけ。 心中はいかばかりか、、。 それからも事故後対応で私は本当に大変だったけど、それもこれも全て乗り越えて今日を迎えてる。 命のあることを色々あっても健康でいられることを心からありがたいと思いつつ…。

過去の事実と今の思いです。
何度もアップしてる記事ですのでコメントはお休みします

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