虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

シャーロットのおくりもの(2006/アメリカ)

2007年08月05日 | 映画感想さ行
CHARLOTTE'S WEB
監督: ゲイリー・ウィニック
出演: ダコタ・ファニング   ファーン・エラブル
   ケヴィン・アンダーソン   Mr.エラブル
   エシー・デイヴィス    Mrs.エラブル
   ゲイリー・バサラバ
   ボー・ブリッジス
   エレン・バースティン

声の出演: ジュリア・ロバーツ    クモのシャーロット
   スティーヴ・ブシェミ    ネズミのテンプルトン
   ドミニク・スコット・ケイ    子ブタのウィルバー
   ジョン・クリーズ    羊のサミュエル
   オプラ・ウィンフリー    ガチョウのグッシー
   セドリック・ジ・エンターテイナー   ガチョウのゴリー
   キャシー・ベイツ     牛のビッツィー
   レバ・マッケンタイア    牛のベッツィー
   ロバート・レッドフォード   馬のアイク
   トーマス・ヘイデン・チャーチ    カラスのブルックス
   アンドレ・ベンジャミン    カラスのエルウィン

 春の夜、エラブル家に生まれたうちの11匹の子ブタは、母ブタの乳は10個しかなく、しかも虚弱なので殺されそうになる。いかし、エラブル家の娘のファーンは自分が面倒見ると宣言し、その子ブタをウィルバーと名付け大切に育て始める。やがて、ウィルバーは向かいの広いザッカーマン農場に預けられ、個性豊かな動物たちと一緒に暮らすことに。ある日、ウィルバーは“春に生まれた子ブタは、冬を越せない。なぜならクリスマスのハムになるから”という話を聞いてしまう。怯えるウィルバーに対し、賢くて心優しいクモのシャーロットが…

 原作は、子供向け良書ガイドには必ずのっている全国図書館でおなじみの児童書。
 私も、かつて涙ながらに読んだのですが、この映画ではシャーロットとウィルバーの別れのシーンで少しウルウルになっただけでした。やっぱり感受性がすり減っているのでしょうか。
 映像はかなり感心したのです。動物が余り違和感なくしゃべり、動き、ああ、今の技術はすごいなっ…と。
 それにキャストの豪華さはびっくりですね。

 ところが、いざ主眼の友情・命・成長というところで、原作でかすかに感じたけど、展開と描写の巧さで目をつぶってしまった
・ ウィルバーは食べられなくても、別のブタは食べる
・ 命は連綿と受け継がれていくが、命を貰って(食べて)というのも、生命の連環である
という点が本より気になった。
 また、成長すると、子どもはやはり別の世界に旅立っていく。昨日の私にそのまま今日を付け足したのが明日の私ではない、ということも本で語られていたのだが、そこのところはちょっと半端になっちゃった感じです。

 なんかほんとに最近映画素直に見てないなあ。原作ものは少しの間避けとこうかな、と思う今日このごろです。

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