虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

シューテム・アップ(2007/アメリカ)

2009年02月11日 | 映画感想さ行
SHOOT 'EM UP
監督: マイケル・デイヴィス
出演: クライヴ・オーウェン    スミス
   ポール・ジアマッティ    ハーツ
   モニカ・ベルッチ    ドンナ

 スミスは、殺し屋に追われる妊婦を助け、出産を助ける。恐妻家のボス、ハーツが送り込む刺客が次々と現われる中、拾い上げた銃で応戦するスミス。しかし彼女は赤ん坊を産み落としてすぐ流れ弾に当たってあっけなく絶命。やむを得ず赤ん坊を拾い上げたスミスは、なおも執拗に迫る追っ手をかわして母乳プレイの娼婦ドンナのもとへ。赤ん坊の命を執拗に狙う追っ手は、次々に現れる。

 この映画に関しては昨年・ねずみ年のうちに書いてしまいたかったです。
 これまたリアリティなんてどっか行け、という映画で、絵にかいたような過去を背負った不死身な主人公がありえないガンアクションを繰り広げます。
 モニカ・ベルッチ演ずるお約束の過去を持つ娼婦と、お約束のような会話をしつつ、新生児を抱えたままの逃避行を敢行いたします。
 新生児に汚れた靴下かぶせちゃうし、ネズミだらけの場所に平気で連れて行くし、おむつに新聞紙使ってるし、そういう意味では震え上がるようなシーンが展開されてます。赤ちゃんを抱く前に手を洗いましょうなんて注意するナースもドクターもいません。赤ちゃんもあり得ないほどタフです。だいたい、赤ちゃんいい子で無駄に泣きません。
 そもそも話のかなめである赤ちゃんも、ただ要として存在し、「赤ちゃん泥棒」のように要所で天使のようなかわいらしさをアピールしたりしません。
 allcinemaの解説でも、
”クライヴ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティという豪華キャストを揃え、ひたすらクール&スタイリッシュな銃撃戦を追求した痛快ガン・アクション・ムービー。監督は「エリカにタッチダウン」のマイケル・デイヴィス。”
 ということで、全くその通りです。
 そのアクションシーンも、空中狙撃といい、糸仕掛けといい、もちろんあり得ませんが、面白いので全然OKです。
 サディストでなぜか恐妻家の悪役にぼこぼこにされた主人公が最後の逆転!あまりにもお約束にはまった展開に泣かされます。

 というわけで「クール&スタイリッシュな銃撃戦」を堪能するためには格好の作品でありました。
 少なくとも私には、滅入ったときにちょっと元気回復してくれました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
愛すべき馬鹿映画 (samurai-kyousuke)
2009-02-27 00:21:02
愛すべきお馬鹿映画でしたね。
笑わせていただきました。
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嬉しくなるような (ningyo)
2009-03-01 14:53:56
味わいでした。
モニカ・ベルッチのいかにも「婀娜っぽい」という
すれた娼婦が泣かせます!
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