虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

死ぬまでにしたい10のこと(2003/アメリカ、スペイン)

2007年12月04日 | 映画感想さ行
MY LIFE WITHOUT ME
監督: イザベル・コヘット
出演: サラ・ポーリー    アン
   スコット・スピードマン    ドン
   デボラ・ハリー    アンの母
   マーク・ラファロ    リー
   レオノール・ワトリング    アンの隣人
   アマンダ・プラマー    ローリー
   ジュリアン・リッチングス    トンプソン医師
   マリア・デ・メディロス    美容師
   アルフレッド・モリナ    アンの父

 母親の家の裏庭のトレーラーハウスで失業中の夫と幼い2人の娘と暮らす23歳のアン。突然自分がガンであり、余命2ヶ月と告げられた彼女は、ノートに死ぬまでにしたいことを書き出していく…

 実は昨日検査終わって家に帰ってきたばかりで病院帰り女2人組で見てました。二人とも深刻な病気ではなくて、一病息災長く付き合いましょうという慢性病患者なので、この女性のような切迫感はまずないのですけれど、まあ、病院にいると、隣の人の容態が急変したりはよくあることです。突っ込みながら見る映画じゃないんだけど、二人で黙っているのがつらくて、時々ついちょこっとだけおちゃらかしを入れたりしてしまうのでした。
 ほとんどすっぴん風のサラ・ポーリーはすごいなあ、と思う。
 それに彼女のハンサムでちょっと頼りなげなダンナにしても、調子よく現れた恋人にしても、ほんとにいい人でよかったねえ。
 一番良かったのは余りにもいいタイミングでお隣が引っ越してきたことです。恋人が現れるよりも確率ぐっと低いはずですもの。
 それにしても主人公強いなあ、と思う。私は”MY LIFE WITHOUT ME”をデザイン出来るか? 後は野となれ山となれ的な行動をとりそうな気もする。それだけこの世界に残していくものへの愛着が強いのでしょうし、まさに MY LIFE WITHOUT ME ~彼女がいなくても、彼女の人生の一部として愛しているのでしょうね。
 わたしは「他の男の人を夢中にさせたい」思いというのはなんとなくわかる。私は面倒くさがりで、感情の昂ぶりとか異性への激しい渇望とかは疑似体験でいいです~と思ってるので、あこがれだけ(少なくとも現在は)しかないけど、17歳で出来ちゃった婚では、やはり体験出来なかったものをしてみたくなるかもしれない。死を前に自分を確認する手段としても。

 最近めまいがひどくて、この主人公のように「貧血」といって治療してましたが、どうも腎臓にちょこっと腫瘍があるみたいです。でもそれほど心配なものじゃないようです。
 またまた久しぶりにPC立ち上げました。メールが死ぬほどたまってました。

 この後で「ブリジット・ジョーンズの日記」を見て、気分を中和しました。おもいっきり盛り上がりました。
 やっぱり、これだけでは沈みっぱなしになります。


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2 コメント

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MY LIFE WITH ME (きゃろる)
2007-12-05 13:46:18
はじめまして。
ステキなブログですね、だからお邪魔します。

サラ・ポーリーって「バロン」に出ていた美少女なんですね。最近映画も監督したらしいですよ。

大泣きして見ましたが、淡々としていて私はそんなに落ち込みませんでした。むしろ静かに元気をもらいました。

HP「うるわしきことつくしてよ」で紹介されていた、「嘘つき映画館 シネマほらセット」読みました。
ツボがたくさんあって面白かったです。
「吹替映画大事典」も読んでみます。

深刻ではないそうですが、お大事に!
まだまだ“MY LIFE WITH ME”で行きましょう!
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こんにちは (ningyo)
2007-12-06 20:06:10
きてくださってありがとうございます。
先ほどきゃろるさんのブログを覗かせていただきましたが、やはり本や映画を楽しんでいらっしゃるんですね。

この映画は沈む、というかナニゴトか考えなければいけない気分にさせられました。彼女が書き出したこと全部はできなかったこと、しかし大事な部分を深い意味で実現したことが強く残りました。
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