虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

逆境ナイン (2005/日本)

2006年02月19日 | 映画感想か行
監督: 羽住英一郎
出演: 玉山鉄二   不屈闘志
    堀北真希   月田明子
    田中直樹   榊原剛
    藤岡弘、    校長

 全力学園野球部は、対外試合で一度も勝てず校長から廃部を言い渡される。キャプテンの不屈はその撤回のために甲子園出場を宣言。しかし部員の離脱、野球を知らない監督の就任と次々に逆境に追い込まれる…

 堀北真希ファンのお付き合いで見た映画。私は原作知らないのですが、原作ファンはどう見たのでしょう。
 ちょっとテンポとろくないかな?
 それに原作のにおいをどこまで伝えているのだろう?
 それともかなり別物?
 最初から最後まで濃くて泥臭いムードを貫いてるのはわかったし、主役の男の子(戦隊シリーズでお目にかかったことがあるかな…男の子とは言っても、やっぱり高校生にしてはトウが立ってる)あほらしさを照れずに、最後までパワーダウンせずに力こぶ振るって臭い演技し続けてくれたのは良かった。
 つまらなくはなかったけど、もう少しストトントン、といい調子で進めてくれたら、あのモノリスもどき落下がもっと爆発的におかしかったり、藤岡弘の暑苦しキャラももっと生きたんじゃないか、などなどつい考えてしまった。サッカー部ではラストでもうひとつ〆ても良かったかな。まあ、原作があるのでそこはなんともいえないのだけれど、映画だけで考えるとそう思った。

 くどいけど、決して見て損した映画ではないと思うものの、見ると「下妻物語」の見事な構成や、やはり洗練を排しやりすぎで行こう路線の「カンフーハッスル」が、いかにカッチョイイ映画なのか思い知らされるように思う。


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2 コメント

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原作 (arudenteな米)
2006-02-20 01:46:48
原作を読んでいた自分としては笑いの根本である過剰な熱血感が弱く感じられました。



サッカー部は原作ではラグビーでした

おなじ島本和彦の漫画で全力学園サッカー部モノの「レッドカード」という作品があるだけに今風に変えられて少し残念でした。

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過剰感 (ningyo)
2006-02-20 19:42:15
少なかったですね。

さらり、でした。



藤岡氏とがっぷり4つの濃いキャラはそうそういないのでしょうか。
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