虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

さすらいのガンマン(1966/イタリア、スペイン )

2006年08月06日 | 映画感想さ行
NAVAJO JOE
監督: セルジオ・コルブッチ
音楽: エンニオ・モリコーネ
出演: バート・レイノルズ    ナバホ・ジョー
     アルド・サンブレル    ダンカン
    フェルナンド・レイ    ラティガン神父
    ニコレッタ・マキャヴェリ   エステラ
    タニヤ・ロパート   マリア

 強盗集団に部族を襲われ、全滅させられたインディアンの生き残りが、たった一人で復讐する。

 オープニングからショッキングな惨殺シーンです。はじめて見たのですが音楽がなんだか耳馴染みのあるような感じでなんだかはじめての気がしません。でもこのアンちゃん風のバート・レイノルズは初めてです。バート・レイノルズという人も浮き沈みの多い人ですが、テレビで売り出して映画スターとしても大人気だったのは1970年代だったので、こういう時代のレイノルズは初見。
 妻と部族の復讐に、大金強奪が絡んで悪役は極めつけの悪役だし、田舎の町民はほとんど役に立たないし、少しは頼りになるのは流れ者の芸人と先住民の混血と、型どおりのマカロニ・ウェスタンです。音楽が素晴らしいです。惜しむらくは孤独な復讐者の主人公が今ひとつ影が足りない、濃くないのが残念。悪役の残酷さもけっこうほどほどに感じてしまいます。でもこれはイーストウッドとかリー・ヴァン・クリーフなんかの厳しさと比べてしまうからで、若いレイノルズにはちょっと不公平な見方です。
 終わり方は素敵。

 見終わって思わず「夕陽のガンマン」見てしまいました。


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