虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

マッハ! (2003/タイ)

2004年11月28日 | 映画感想ま行
ONG BAK: MUAY THAI WARRIOR
監督: プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演: トニー・ジャー ペットターイ・ウォンカムラオ プマワーリー・ヨートガモン

 タイの田舎の村ノンプラドゥ。ある日、村の信仰の的である仏像“オンバク”の首が切り落とされ、盗まれてしまう。村人たちは悲嘆に暮れる。この村で育ち、尊師にムエタイの奥義を伝授された孤児のティンは“オンバク”の首の奪還の為にバンコクへと向かう。

《公開時コピー》
一、CGを使いません
二、ワイヤーを使いません
三、スタントマンを使いません
四、早回しを使いません
五、最強の格闘技ムエタイを使います

 ということで、映画館で見た予告編でも思いっきりアクションだったで楽しみにしていたのだが、劇場では見逃し、DVD鑑賞。私としてはこれで正解だった。特殊技術なしの身体で勝負しようというアクションは期待通りだった。ジャッキー・チェンの「酔拳」を初めて見たときの感動には及ばないけど、傑出した体技を見る快感は満喫できます。でもこっちのほうがともかく痛そう。頭の上にまともにひじが降ってきたりするし、見ていると「ぎゃあ~~」「痛い!」「あわわ」などの声を出さずにはいられない。
 なんせ敵役が仏像密輸団なので、「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団」を見て以来、仏様を大事にしないヤツにはタイ映画では絶対にまともな末路はないことを知っていたが、ここでもきちんと仏罰が当たっているのでありました。仏様を粗末にしなくても、かわいそうな目に会う人もかなり出てきます。
 でも、ストーリーとかドラマは一度見て、後は見せ場は2・3度繰り返して見せたりするアクションシーンをアクション・チャプターから見てワアワア言ってる映画。3輪タクシー(みたいなもの)のカーチェイスも迫力あったです。車のぺかぺか感が効きます。
 お金が降ってくるシーンが、どういう意味に捉えていいのかわからなかった。