虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

自衛隊はイラクにいつまで?何をすれば帰ってこられる?

2004年11月23日 | 日記・雑記
EXCITEのニュースで
来年末まで自衛隊駐留を イラク外相が要望[ 11月22日 23時35分 ]
というのがあった。

 自衛隊がイラクへ多国籍軍に参加している根拠は国連決議1546で、多国籍軍の目的・役割の「復興に協力」という部分で参加してるんですよね。そして、これは日本が参加できるように働きかけて加わった条項でしたよね。
 「復興支援」に関してはいわば日本が言いだしっぺの手を上げちゃったことになるんですよね。そこが困ったところです。だから、イラクの人が「もう結構です、お帰りください」って言って下さるのが一番いいと思ってるんですが…

イラク支援国会議:エジプトで始まる 協調体制は困難か
これで目途がつくことを痛切に願ってしまいますが。
また難しそうですね。

吸血鬼ノスフェラトゥ (1922/独)

2004年11月23日 | 映画感想か行
NOSFERATU: EINE SYMPHONIE DES GRAUENS
監督: F・W・ムルナウ
出演: マックス・シュレック アレクサンダー・グラナック グスタフ・フォン・ワンゲンハイム グレタ・シュレーダー

 ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」の映画化。
 舞台はブレーメンとトランシルヴァニア。

 怖かった。
「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」を見た後だし、古いホラーというのは仕方が無いことだが技術がちゃちいのに演技が大げさというのが多くて笑っちゃうかと思ったが、本当に怖かった。まったく無音のビデオで見ていたのだが、機械音がまるで効果音のように部屋に響いていた。コントラストのきついシーンの影の濃さにおののき、棺を運ぶ列の続く街中のシーンでは圧縮されたような空気感が伝わってくるようだった。
 ネズミもいかにも効果的。気持ち悪くて見るのがイヤでいやでたまらない。

 マックス・シュレックのビジュアルも想像以上。「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」のウィレム・デフォーも怪物じみていたが、この棒をつないだような、肉感というもののないノスフェラトゥには、「シャドウ~」を作りたがった気持ちがわかってしまいそう。その身体で棺を持ったまま新しい家へと向かう。
 ペスト後のブレーメンの街の闇の深さ、重い空気感は、それで石の家がゆがみそう。
 主人公の夫婦は白塗りっぽくても端正な美貌。これも怖い。
 確かに古い、突っ込もうと思えばそれなりにおかしいが…でも怖かった。