虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

・・・ずれてない?

2004年11月14日 | 
「物は言いよう」に取り上げられた事例のひとつ。村上春樹「海辺のカフカ」のなかのエピソード。図書館につまんね~イチャモンつけに来る女性団体がでてきて、そこで「全国の女性の正当な権利の確保にとって有効なことは、ほかにもいくつでも見つけられるはずだ」と対応の図書館員に言わせてます。それについて、斎藤さんはイメージどおりのものをマイナス面を誇張して持ってきて実際に機能もしていない正論で笑いものにすることの危険性を指摘してます。私が読んでいても現実感無かったところ。

 フェミコードには関係しなくても、ちょっとお年のいった作家の(全部ではなく一部だけど)本の中に登場する女性は、私にはまったく現実感ない。
 不倫文学の雄、某(渡辺純一)さん。彼の作中の若い女性のセンスのミョーなことったらただ事じゃない。女子大の卒業パーティーでなんと深緑の無地の振袖!や~め~て~!振袖っていうのは華やかで若やいで、が基本!基本をはずして渋ぶっちゃったら、浮き上がるだけ。おまけに、女性が見事にステロタイプで痒くなっちゃう。我慢して読んでいくと、同じステロタイプでも主人公が批判的に見ている人のほうがどうしても魅力的だし。
 ほかにも「美しい三十代差し掛かりのヒロインにすれ違いざまに怒りの眼を向ける同世代の子連れ主婦」でヒロインの垢抜けた生活感の無さを強調する作家とか、爆笑するような描写がいっぱいあるのよね。
 セクハラとはいわんけど、勘違いというか、やっぱり「ずれてる」と思う。誰がどう読んでるのか知りたい。「インストール」とか「蛇にピアス」とか、面白い面白くないは別として、女の子にはまだリアリティがある。 

 最近の「アエラ」にも「かしずく女性たち」なんて特集がありました。
 男とハンディキャップつきの競争にも疲れて、「負け犬」にもなりたくなくて、どうせ機嫌をとらなきゃいけないんなら、職場でじゃなくて、一人の男に家庭でかしずいてたほうがいい、という選択をしている女性についての記事でした。
 これもね~ 男の側もつらいでしょう。男であるだけで、そうされるのが当然のというわけでなくて、それなりの社会的経済的な実力がないとかしずいてもらえない時代だろうしね。共働きを期待してる男のほうが多いみたいでもあるしね。
 ま、こういう人もいるんだな、程度のことでしょうけど。

 「負け犬の遠吠え」私はお笑い本として読んでたんだけど、真剣に読んでた人も多いみたい~ 自分書いた文章見ても、ちょっとご大層に書き過ぎていて反省。あれは「負けたことは認めるから好きにさせといてね!」というお話でしょう。

 なんか、文章業界の女性像ってまださまよってるのね。かしづき甲斐がある男にかしづきたければそうするし、そうでなけりゃいつの間にか負け犬で楽しくやってますって。「こうでないと」とかイメージ決めてくれなくても大丈夫。

なんとか暇なし

2004年11月14日 | 日記・雑記
金曜サボったつけは確実に月曜にやって来ますが、週末もまた暇なし~。
土曜日はまたイベント。3週連続ですよ。もうへとへと。
日曜も朝は模試やら英検やらへ出かけるののお付き合いで早起き。
それでもって、blogの映画カテゴリを分けました。書いてるうちにたまってきて、自分でも感想書いた映画と書いてない映画の区別つかなくなっちゃったので。ただ、完全50音順にはならなくて、日付の新しい順番というのはどうしようもありません。とはいえ、少しだけ探しやすくなりました。
 blog始めて半年ちょっとですが、改めてみると…私毎日何やってるのかな、もうちょっとしっかりじっくり味わわなくてはいけないんではないか?とかいささか反省。

 それからお買い物。
 PCの一台がCDを認識しなくなったので、横浜まで行ってドスパラ(PCショップ通販サイト)でDVD-RWドライブメディア10枚付7980円!を買ってきました。CD-ROMだと1980円からありますね。2年位前の値段が信じられない。
 そこで上海問屋の商品も発見。
 ポータブルストレージデバイス X's-Drive Pro VP300 が11407円!カメラ多用しないので使い道がとりあえずないけど、安さにとてもとても心がよろめいてしまった。
 ついでにマウスも交換。なんか、最近PCパーツの消耗品のもちが悪くなったみたい。NECの初期のなんかすごい丈夫だったような気がする。