「物は言いよう」に取り上げられた事例のひとつ。村上春樹「海辺のカフカ」のなかのエピソード。図書館につまんね~イチャモンつけに来る女性団体がでてきて、そこで「全国の女性の正当な権利の確保にとって有効なことは、ほかにもいくつでも見つけられるはずだ」と対応の図書館員に言わせてます。それについて、斎藤さんはイメージどおりのものをマイナス面を誇張して持ってきて実際に機能もしていない正論で笑いものにすることの危険性を指摘してます。私が読んでいても現実感無かったところ。
フェミコードには関係しなくても、ちょっとお年のいった作家の(全部ではなく一部だけど)本の中に登場する女性は、私にはまったく現実感ない。
不倫文学の雄、某(渡辺純一)さん。彼の作中の若い女性のセンスのミョーなことったらただ事じゃない。女子大の卒業パーティーでなんと深緑の無地の振袖!や~め~て~!振袖っていうのは華やかで若やいで、が基本!基本をはずして渋ぶっちゃったら、浮き上がるだけ。おまけに、女性が見事にステロタイプで痒くなっちゃう。我慢して読んでいくと、同じステロタイプでも主人公が批判的に見ている人のほうがどうしても魅力的だし。
ほかにも「美しい三十代差し掛かりのヒロインにすれ違いざまに怒りの眼を向ける同世代の子連れ主婦」でヒロインの垢抜けた生活感の無さを強調する作家とか、爆笑するような描写がいっぱいあるのよね。
セクハラとはいわんけど、勘違いというか、やっぱり「ずれてる」と思う。誰がどう読んでるのか知りたい。「インストール」とか「蛇にピアス」とか、面白い面白くないは別として、女の子にはまだリアリティがある。
最近の「アエラ」にも「かしずく女性たち」なんて特集がありました。
男とハンディキャップつきの競争にも疲れて、「負け犬」にもなりたくなくて、どうせ機嫌をとらなきゃいけないんなら、職場でじゃなくて、一人の男に家庭でかしずいてたほうがいい、という選択をしている女性についての記事でした。
これもね~ 男の側もつらいでしょう。男であるだけで、そうされるのが当然のというわけでなくて、それなりの社会的経済的な実力がないとかしずいてもらえない時代だろうしね。共働きを期待してる男のほうが多いみたいでもあるしね。
ま、こういう人もいるんだな、程度のことでしょうけど。
「負け犬の遠吠え」私はお笑い本として読んでたんだけど、真剣に読んでた人も多いみたい~ 自分書いた文章見ても、ちょっとご大層に書き過ぎていて反省。あれは「負けたことは認めるから好きにさせといてね!」というお話でしょう。
なんか、文章業界の女性像ってまださまよってるのね。かしづき甲斐がある男にかしづきたければそうするし、そうでなけりゃいつの間にか負け犬で楽しくやってますって。「こうでないと」とかイメージ決めてくれなくても大丈夫。
フェミコードには関係しなくても、ちょっとお年のいった作家の(全部ではなく一部だけど)本の中に登場する女性は、私にはまったく現実感ない。
不倫文学の雄、某(渡辺純一)さん。彼の作中の若い女性のセンスのミョーなことったらただ事じゃない。女子大の卒業パーティーでなんと深緑の無地の振袖!や~め~て~!振袖っていうのは華やかで若やいで、が基本!基本をはずして渋ぶっちゃったら、浮き上がるだけ。おまけに、女性が見事にステロタイプで痒くなっちゃう。我慢して読んでいくと、同じステロタイプでも主人公が批判的に見ている人のほうがどうしても魅力的だし。
ほかにも「美しい三十代差し掛かりのヒロインにすれ違いざまに怒りの眼を向ける同世代の子連れ主婦」でヒロインの垢抜けた生活感の無さを強調する作家とか、爆笑するような描写がいっぱいあるのよね。
セクハラとはいわんけど、勘違いというか、やっぱり「ずれてる」と思う。誰がどう読んでるのか知りたい。「インストール」とか「蛇にピアス」とか、面白い面白くないは別として、女の子にはまだリアリティがある。
最近の「アエラ」にも「かしずく女性たち」なんて特集がありました。
男とハンディキャップつきの競争にも疲れて、「負け犬」にもなりたくなくて、どうせ機嫌をとらなきゃいけないんなら、職場でじゃなくて、一人の男に家庭でかしずいてたほうがいい、という選択をしている女性についての記事でした。
これもね~ 男の側もつらいでしょう。男であるだけで、そうされるのが当然のというわけでなくて、それなりの社会的経済的な実力がないとかしずいてもらえない時代だろうしね。共働きを期待してる男のほうが多いみたいでもあるしね。
ま、こういう人もいるんだな、程度のことでしょうけど。
「負け犬の遠吠え」私はお笑い本として読んでたんだけど、真剣に読んでた人も多いみたい~ 自分書いた文章見ても、ちょっとご大層に書き過ぎていて反省。あれは「負けたことは認めるから好きにさせといてね!」というお話でしょう。
なんか、文章業界の女性像ってまださまよってるのね。かしづき甲斐がある男にかしづきたければそうするし、そうでなけりゃいつの間にか負け犬で楽しくやってますって。「こうでないと」とかイメージ決めてくれなくても大丈夫。